[アスペクト比(Aspect Ratio)]
2D要素で横の長さと縦の長さの比、または最も長い辺の長さに対する最も短い辺の比です。例えば、正方形の場合は横と縦の長さが同じなので1となり、正方形の形状から離れるほど1から徐々に小さくなって離れます。値が1に近いほど理想的です。解析結果に相当な影響を与える項目であり、値が非常に小さい場合には正常的な解析結果が得られ難くなることがあります。
[歪曲角度(Skew Angle)]
長方形形状(90度)から離れた程度を角度で計算したものです。長方形は間の角度が90度を成すので歪曲角度が0度であり、著方形の形状から離れるほど、0度から徐々に大きくなります。ソリッド要素の場合、各面の歪曲角度の値をチェックして最も小さい値を歪曲角度として持ちます。値が0に近い方が望ましいです。

[反り(Warpage)]
平面から外れた程度を評価します。四角形2D要素の全ての節点が同一平面上に位置する場合はこの値が0であり、平面から外れた程度がひどくなる程0から徐々に大きくなります。ソリッド要素の場合、ソリッドの各四角面の反り値をチェックして最も小さな値を反り値として持ちます。値が0に近い方が望ましいです。解析結果に相当な影響を与える項目であり、値が非常に大きな場合には正常的な解析結果が得られ難くなることがあります。

[テーパ(Taper)]
長方形の形状から外れた程度を幾何的に計算したものです。三角形要素の場合には該当しない項目です。長方形は1であり、長方形の形状から離れる程(三角形に近づくほど)1から徐々に小さくなります。ソリッド要素の場合、各面のテーパ値を確認して最も小さい値をテーパ値として持ちます。値が1に近い方が望ましいです。

[ヤコビアン比(Jacobian Ratio)]
要素の各ガウス積分点でのヤコビアンのDeterminantを計算した後、最も小さなヤコビアンDeterminant値と最も大きなヤコビアンDeterminant値の比を計算したのがヤコビアン比です。この時、2次元要素の場合、要素を平面上に投影してヤコビアンDeterminanを計算するようになり、ソリッド要素の場合は直接ヤコビアンDeterminantを計算します。四角形要素で要素がConvexでなければ、負の値が出て解析が正常的に行われません。大きな値の方が望ましいです。
[ねじれ角(Twist)]
ソリッド要素で向き合う二つの面がねじれた程度を表す値です。
 
[要素長さ]
要素のエッジ長をチェックします。この時、最小、最大値が設定できます。
メッシュセット
クオリティチェックが完了した要素を'送る'をクリックして他のメッシュセットで定義することができます。ユーザーが望む名称でメッシュセット名称を変更することもできます。
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