パラメータ(2D)

 

概要

  • 2D要素のプロパティ、次数、座標系を変更したり、オフセット及び梁要素端部の拘束条件(固定、ピン、ローラ等)を追加することができます。追加および変更可能な項目は以下の通りです。材料座標系は2D要素プロパティで定義する結果出力座標系(材料座標系)を追加することができます。

 

手法

 

 

[変更:プロパティ]

2D要素作成時に割り当てられるプロパティを変更します。変更する2D要素を選択して変更するプロパティを指定します。

 

[変更:要素次数]

 

 

2D要素の節点間に節点を追加したり、削除して二次要素または一次要素で変更することができます。また、二次要素のときに中間節点の一を要素始点と終点の中心に変更したり、任意追加された中間節点がジオメトリにも作成されるようにもできます。

 

 

[変更:座標系]

 

2D構造要素の場合、結果出力座標系(材料座標系)を別度に定義することができます。この際に、出力座標系(材料座標系)が要素座標系で設定されている場合、構造要素の座標系を確認してこれを一方向に統一することが重要です。要素のz軸方向を転換したり、選択した要素の法線方向を基準要素の法線方向と同一に調整します。コア座標系を利用する場合、基準点で描く要素への方向ベクトルを利用して各要素の法線方向を調整します。

 

 

[追加:厚さ]

 

 

断面特性で2D要素の厚さを定義するが、選択された要素に対して厚さを追加的に設定できます。厚さを変更する2D要素を選択して要素節点の一別厚さを定義します。

 

[追加:オフセット]

 

構造要素の断面特性(形状)を考慮してオフセットが定義できます。オフセットは構造要素を作成するためのジオメトリ(フェイス)の位置と断面で荷重が作用して結果が計算される基準軸間の偏心距離に該当します。

オフセットを適用する2D要素を選択してオフセット距離を入力します。全体座標系による関数を適用して距離が定義できて方向は2D要素の法線方向(+、-)で移動します。関数を適用する場合にはオフセット距離に入力された値はscale factorになって関数に定義された値をかけて計算されます。

 

 

 

 

 [追加:材料座標系]

 

 

2D要素のプロパティで定義された材料座標系以外に、選択された要素に限って材料座標系(結果出力座標系)を追加することができます。座標系を定義する手法は以下の通りです。

 

·           座標系 : 全体座標系のX、 Y、 Z方向で材料のX方向を指定します。全体直交座標系と全体円筒座標系を利用できます。

·           角度 : 要素のX軸方向が要素の法線方向を回転軸として指定された角度だけ回転した方向を材料のX方向に指定します。

·           参照ベクトル : 入力または選択された空間ベクトル方向で材質のX方向を指定します。

·           座標系/角度 : 選択された座標平面で基準座標軸が回転する方向を材質のX方向で指定します。

 

[追加 : 端部リリース(板)]

 

 

2D要素の選択された節点に拘束条件を設定します。各要素の軸方向と回転に関するリリースが設定できます。