円弧すべり面

 

概要

  • 円弧形態のすべり面を定義します。 すべり面は斜面安定性解析(SAM)で使用される境界条件です。斜面安定性解析(SAM)は2次元解析で実行可能であるため、すべり面の解析設定が2Dモデルになっている場合のみ設定できます。

 

手法

円弧の中心点が位置するグリッド点と円弧の接線が位置する半径を利用して破壊円弧のすべり面を定義します。

円弧の中心が位置できる四角形のグリッド領域を三支点(参照ポイント x、y)で指定します。

中心の数x、yはグリッド領域を分割する数を意味します。

例えば、中心の数を5、4でそれぞれ入力する場合、5x4=20個の円弧中心点が作成されます。

円弧の接線が位置する半径は[円の接線を使用する方法]、[半径長さと範囲を使用する方法]で設定できます。

 

[円の接線を使用する方法]

直接画面上に接線が位置する四角形の領域を範囲描きで指定します。半径長さの増分数は四角形領域を該当個数で分割することを意味し、接線方向をスイッチを使って円弧半径領域の接線方向(紫色)の向きが変えられます。

 

[半径長さと範囲を使用する方法]

初期半径長さ、半径長さ増分、半径長さの増分数を直接入力する方式です。

 

境界条件セット

設定した拘束条件を望む境界条件セットに登録します。この際、ユーザーが望む境界条件セットの名称が指定できます。