強制変位

 

概要

  • 要素節点に強制(回転)変位を入力します。強制変位は特定節点に変位を与えるものであって接点の変更ごの位置を知っている時に使用されるが、構造物の変形を発生させるために荷重として分類しているが、強制変位が入力された節点に拘束力が発生するなど境界条件と似たような特徴があります。入力された強制変位は節点座標系方向で作用され、接点座標系は基本的に全体直交座標系で定義されます。強制変位は計測された変位を解析に適用する際、もしくは要素の塑性(限界)状態を把握する時、有用です。

 

手法

 

強制変位を適用する節点を選択して大きさと方向を設定します。対象の選択方法や大きさ/方向の設定方式は以下の通りです。

 

[オブジェクトタイプ]

 

節点に作用する変位を定義するが選択対象は節点だけでなく、エッジ、フェイスなどの幾何形状、そしてフリーフェイス節点自動選択方式があります。エッジ、フェイスを選択する場合、該当の形状は要素の作成に使用された形状でなければならなく、形状に含まれた全ての節点に定義された方向/大きさによる強制変位が適用されます。自由面節点の場合、選択された要素の中で自由面内の1つの節点を選択すると、その節点を含む要素と接する角度が一定である角度(フィーチャー角)以内にある全ての節点を自動的に選択します。

 

 

[成分]

 

設定された方向による強制(回転)変位の大きさを入力する部分です。正の数(+)は設定された方向へ、負の数(-)は設定された方向の反対方向へ荷重を適用します。基準関数を適用する場合、全体座標系基準で座標値の増加による大きさの変化が定義できます。この時、入力された数値は関数値とかけられて適用されます。