鉄骨部材検定 |
|
|
(AIJ-ASD02, BS5950-90, Eurocode 3, AISI-CFSD86, AISC-ASD89,AIK-ASD83, KSCE-ASD96, AIK-LSD97, AISC-LRFD93/2K) 解析を実行して得られた結果と断面検定用の入力データを利用し、各種の設計規準に従って、鉄骨部材の断面検定を行います。 適用可能な設計規準は、次の通りです。 日本建築学会鋼構造設計規準(AIJ-ASD02,許容応力度設計法) アメリカ鋼構造計算規準(AISC-LRFD93/2K,荷重抵抗係数設計法) イギリス鋼構造設計規準(BS5950-90,限界状態設計法) ヨーロッパ鋼構造設計規準(Eurocode 3,限界状態設計法) アメリカ鉄鋼協会の冷間成型鋼設計規準(AISI-CFSD86) アメリカ鋼構造計算規準(AISC-ASD89,許容応力度設計法) 大韓土木学会道路橋標準示方書-鋼橋(KSCE-ASD96,許容応力度設計法) 大韓建築学会鋼構造限界状態設計規準(AIK-LSD97,限界状態設計法) 大韓建築学会鋼構造計算規準(AIK-ASD83,許容応力度設計法) INDIA国家標準鋼構造設計規準(IS800-1984) 鉄骨部材の断面検定では、積載荷重の低減率、地震荷重に対する修正係数に対する全部材の断面検定及び選択した部材の各種パラメータの変更による断面の再検定、適合断面の検索機能、変更断面を適用した再解析及び断面の再検定機能を提供します。 非線形要素に対する鉄骨部材の応力比検証を行います。 Note引張専用(圧縮専用)要素の場合、圧縮力(引張力)が発生しても、微小値が発生した場合にはこれを無視して設計するのが妥当です。従って、断面力(面積×主筋の設計用降伏応力度Fy)の1/10000より小さい部材力が発生する場合はこれを無視して設計を行います。 |
|
|
|
リボンメニュー : 設計 > 鉄骨設計 > 鉄骨部材検定 > 鉄骨部材検定 ショートカットキー : [F8] |
|
|
断面検定結果は、部材番号または断面番号別に最大組合わせ検定比を有する断面位置及び荷重組合わせ条件の検定結果を表示します。 検定結果は、ユーザーが選択した単位系で表示します。
1. AIJ-ASD02 AIJ-ASD02部材検定結果ダイアログボックスCHK : 部材別の検定結果の判定を表示します。 = "OK" : 部材の応力度が許容応力度以下である。 = "OK*" : 部材の応力度が許容応力度以下であるが、細長比が許容値を超える。 = "NG" : 部材の応力度が許容応力度を超える。 = "NG*" : 部材の応力度及び細長比が、ともに許容値を超える。 部材 : 部材番号 断面 : 断面番号 COM : 最大組合わせ検定比(Maximum Combined Interaction Ratio) SHR : せん断力に対する検定比(せん断応力度/許容せん断応力度) 選択 : 断面変更、再検定及び結果出力用の部材を選択する項目 部材名 : ユーザー入力またはプログラム内部の断面名 材料 : ユーザー入力またはプログラム内部の材料名 Fy : 降伏応力度 LCB : 最大検定比となる時の荷重組合わせ条件の番号 WTR : 幅厚比の検討結果。幅厚比の制限値を超えた場合は"*"、超えなかった場合は"-"と表示されます。 部材長 : 解析モデルの節点座標から計算した部材長 Ly, Lz : 部材の強軸(y軸)及び弱軸(z軸)に対する座屈長さ Lb : 圧縮フランジの支点間距離 Ky, Kz : 部材の強軸及び弱軸に対する有効座屈長さ係数 fa : 部材の圧縮応力度 fby, fbz : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げ応力度 Def: 設計用変形値 Pa : 部材の軸力(Pa > 0 :引張, Pa < 0 :圧縮) My, Mz : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げモーメント C : 強軸方向の曲げモーメント分布による補正係数(Bending Coefficient) Fa : 部材の許容圧縮応力度(許容引張応力度) FBy, FBz : 部材の強軸及び弱軸に対する許容曲げ応力度 Defa : 許容変形値
2. AISC-ASD89 AISC-ASD89部材検定結果ダイアログボックス
Cb : 強軸方向の曲げモーメント分布による補正係数(Bending Coefficient). (AIK-ASD83のCmと同様) Cmy, Cmz : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げモーメント係数 (Moment Coefficient) その他の内容はAIK-ASD83と同じです。
3. KSCE-ASD96 KSCE-ASD96部材検定結果ダイアログボックス内容はAIK-ASD83と同じです。
4. AIK-LSD97 AIK-LSD97 Code Checking ResultダイアログボックスCb : 強軸方向の曲げモーメント分布による補正係数(Bending Coefficient) (AIK-ASD83のCmと同様) B1y, B1z : 部材の強軸及び弱軸に対するモーメント割増係数で、水平移動(Sidesway)に対して拘束された骨組の鉛直荷重に対する割増係数 B2y, B2z : 部材の強軸及び弱軸に対するモーメント割増係数で、水平移動(Sidesway)に対して、拘束されない骨組の水平荷重に対する係数 Pu : 部材の軸力(係数荷重の適用時) Muy, Muz : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げモーメント(係数荷重の適用時) φPn : 部材の設計用引張または圧縮耐力 φMny, φMnz : 部材の強軸及び弱軸に対する設計用曲げ耐力 COM : 最大組合わせ検定比 SHR : せん断力に対する検定比(せん断力/設計用せん断耐力) LCB : 最大組合わせ検定比が生じる組合わせ荷重ケース番号 その他の内容はAIK-ASD83と同様です。
5. AISC-LRFD93 AISC-LRFD93部材検定結果ダイアログボックス内容はAIK-LSD97と同じです。
6. BS5950-90 BS5950-90部材検定結果ダイアログボックスn : 強軸方向の曲げモーメント分布による補正係数(Slenderness correction factor, AIK-ASD83の 1/Cmと同じ) m_y, m_z : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げモーメント割増係数 (Equivalent uniform moment factor) Nsd : 部材の発生軸力 Fa : 部材の設計用軸力 Pa : 軸力に対する設計用耐力(Axial design strength capacity) Mb : 座屈抵抗モーメント(Buckling resistance moment capacity) My : 部材の強軸に対する発生曲げモーメント Mcy : 部材の強軸に対する設計用曲げ耐力 Mz : 部材の弱軸に対する発生曲げモーメント Mcz : 部材の弱軸に対する設計用曲げ耐力 その他の内容はAIK-LSD97と同様です。
7. Eurocode 3 Eurocode 3部材検定結果ダイアログボックスB_y, B_z : 部材の強軸及び弱軸に対する曲げモーメント割増係数 Nsd : 部材の設計用軸力 N_Rd : 軸力に対する設計用耐力 Mbsd : 設計用曲げモーメント(Applied design bending moment) Mb_Rd : 横座屈を考慮した設計用曲げ耐力(Buckling resistance moment capacity) Mysd : 部材の強軸に対する発生曲げモーメント My_Rd : 部材の強軸に対する設計曲げ耐力 Mzsd : 部材の弱軸に対する発生曲げモーメント Mz_Rd : 部材の弱軸に対する設計曲げ耐力 その他の内容はAIK-LSD97と同様です。
8. AISI-CFSD86 AISI-CFSD86部材検定結果ダイアログボックスAp_y, Ap_z : 部材の強軸及び弱軸に対するモーメント割増係数で、水平移動(Sidesway)に対して拘束された骨組の鉛直荷重に対する係数 その他の内容はAIK-LSD97と同様 共通コントロール
最大組合わせ検定比を有する検定結果を要素番号別または断面番号別に表示します。 断面番号別の表示では、同じ断面番号の部材の中で最大の組合わせ検定比となる要素の検定結果を表示します。 断面番号別の表示を選択した場合には、SEL機能は同じ断面番号の要素のすべてを対象とします。
最大組合わせ検定比を有する検定結果を要素別に出力する時、断面番号または要素番号の昇順に整列させて表示します。
選択した部材を再検定します。 断面番号別の表示時に再検定を実行した場合は、選択した部材と同じ断面番号の要素のすべてに対して再検定をします。
選択した要素(部材)をモデル画面にハイライト表示する場合に選択します。
Note幅厚比の制限値を超えた場合 "Not Acceptable!"から "SLENDER SECTION!"に、超えなかった場合、 "OK!"から "COMPACT SECTION!"に変更します。
断面番号別の表示では、最大組合わせ検定比の代表部材の結果を表示します。 NoteV.630では断面の要約結果を表示すると、長期/短期を区別した検定結果を表示します。
Pos :算定位置(I,M,J) LS : 荷重組合わせ番号 AF : 軸力 BMy、BMz : 強軸、弱軸に対する曲げモーメント SFy、 SFz : 強軸、弱軸方向のせん断力 C : 曲げモーメント分布による補正係数 fby、fbz :強軸、弱軸に対する存在応力度 RM : 曲げ検定値(軸と曲げ) RS : 組み合わせ応力(軸、曲げ、せん断)の検定値 RQ : せん断検定値 WTR : 幅厚比をの検討結果。幅厚比の制限値を超えた場合は"*"、超えなかった場合は"-"と表示されます。 NoteV.660では長期/短期を区別した選定結果を部材別に対しても確認することができます。
All : 断面検定されたすべての結果をダイアログに表示します。 OK : 断面検定でOKと判定された結果のみをダイアログに表示します。 NG : 断面検定でNGと判定された結果のみをダイアログに表示します。
選択した部材のすべての荷重組合わせに対する断面検定の要約結果をテキストエディタに表示します。
断面変更
部材名 : プログラム内部の部材名 CHK : 断面別の検定結果の判定を表示します。 = "OK" : 部材の応力度が許容応力度以下である。 = "NG" : 部材の応力度が許容応力度を超える。 SEL : 変更して使用する断面を選択します。 LCB : 最大検定比になる時の荷重組合わせ条件の番号 COM : 最大組合わせ検定比(Maximum Combined Interaction Ratio) SHR : せん断力に対する検定比(せん断応力度/許容せん断応力度、または設計用せん断力/設計用せん断耐力) H : 断面の高さ B : 断面の幅 面積 : 断面積
(ユーザー定義の断面が保存されているMGBファイルを読み込む場合に使用します。)
変更して使用する断面サイズの範囲を設定します。 変更前の断面サイズの一部を固定または、範囲を設定して適合する断面の検索条件を入力します。 変更後の断面を1つ指定する場合は、"から"の入力ボックスにだけ値を入力します。
断面更新
解析モデル用の断面 : 解析モデルで断面
断面検定用の断面 : 断面検定で変更した後の断面
検定比のグラフ表示
材料、断面、部材別の検定結果をグラフに出力します。(検定比のグラフ表示)
グラフに出力する部材を選択するために整列形式を選択します。(SELのチェックボックスにチェックしたものがグラフに出力されます。)
グラフ形式を選択します。(折線グラフまたは棒グラフを選択します。)
グラフに表示する荷重組合わせ条件を選択します。(最大:すべての荷重組合わせ条件の中で、最大の検定比となる荷重組合わせ条件に対する検定比を表示します。)
整列形式、荷重組合わせ条件、検定比の応力度成分及び範囲で選択した部材をモデル画面に表示します。
新規ウィンドウを作成してグラフを表示するか否かを指定します。(チェックした場合:既存ウィンドウにグラフを表示します。)
選択した部材に対する検定比をグラフに表示します。
|
|