PC鋼材の材料と断面

 

 

PC鋼材の特性とプレストレスの適用方法などを定義します。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 静的荷重 > プレストレス > PC鋼材の材料と断面

ツリーメニュー : メニュー タブ > 静的荷重 > プレストレス荷重 > PC鋼材の材料と断面

 

 

vlp5.jpg

■ 新規入力または追加する場合

PC鋼材の材料と断面ダイアログボックスから  add.gif ボタンをクリックし、次の事項を入力します。

■ 既に入力されているPC鋼材データを修正する場合

修正するPC鋼材をPC鋼材の材料と断面ダイアログボックスのリスト表で選択した後、modify.gif ボタンをクリックして関連データを修正します。

■ 既に入力されているPC鋼材データを削除する場合

削除するPC鋼材をPC鋼材の材料と断面ダイアログボックスのリスト表で選択した後、delete.gif ボタンをクリックします。

vlp4.jpg

Check.jpg PC鋼材の名称

定義するPC鋼材の名称

Check.jpg PC鋼材の種類

テンション形式をプレテンション、ポストテンション、外ケーブルの中から選択します。

内部(プレテンション) : コンクリートの打設前にPC鋼材を緊張してコンクリートとPC鋼材の付着力によってプレストレスを伝逹する方式

内部(ポストテンション) : コンクリートが硬化された後PC鋼材を緊張してコンクリートに漸増的にプレストレスを加えた後PC鋼材を定着する方式

外部 : 断面外部にPC鋼材を配置してプレストレスを導入する方式

Note1
PC鋼材の種類(プレテンション、ポストテンション、外ケーブル)によって、ダクト直径及びPC鋼材の応力損失に関する変数の入力ボックスがアクティブ、非アクティブになります。
Note 2
外ケーブルの場合は直線で配置されます。ディスプレのMiscタブでPC鋼材の配置形状にチェックするとPC鋼材の配置を確認することが出来ます。

Check.jpg 材料

PC鋼材の材材料を選択します。新しい材料データを追加で入力または修正、削除する場合には、右側のpointpointpointpoint.gif をクリックします。

プレテンション方式のテンドンの場合、テンドンによる軸力と曲げに対して弾性変形による損失をすべて考慮します。この時、計算される弾性変形による損失はコンクリートの弾性収縮による緊張力減少、また緊張力減少による弾性変形量の変化にする繰り返し計算過程で弾性変形と緊張力減少が均衡になって、もう以上弾性収縮にならないまで考慮するようになります。

Check.jpg PC鋼材の断面積

PC鋼材の総断面積を入力します。断面積を直接入力または、右側のpointpointpointpoint.gif をクリックして、PC鋼材の標準断面積と個数を選択し、総断面積を自動計算することもできます。

Check.jpg シースの直径

PC鋼材タイプがポストテンションの場合はシース直径を入力します。入力したPC鋼材断面積に該当するシース直径が自動的に計算ます。

Check.jpg リラクセーション係数

リラクセーション適用方法をMagura式と、CEB-FIP規準から選択します。リラクセーション作用を無視する場合、入力欄の右側のチェックボックスをチェックオフします。

Magura式を選択した場合

CEB-FIPを選択した場合

JTG04を選択した場合

TB05を選択した場合

Check.jpg 角度変化による摩擦係数

PC鋼材の角度変化による緊張力の損失を定義する摩擦係数

Check.jpg 単位長さ当りの摩擦係数

シースのへこみや波打ちなどによる緊張力損失を定義するPC鋼材単位長さ当りの摩擦係数

Check.jpg 引張強度 : 最大強度

Check.jpg 降伏強度 :  降伏強度

Check.jpg 荷重タイプ

プレストレス荷重を再載荷するための緊張方法を指定します。

プレテンション

コンクリートの打設前にPC鋼材を緊張して、コンクリートとPC鋼材の付着力によってプレストレスが伝逹する方式

ポストテンション

コンクリートが硬化された後、PC鋼材を緊張してコンクリートに漸進的にプレストレスを加えた後、PC鋼材を定着する方式

Check.jpg 定着部でのセット量

定着部でのセット量を入力します。

始点 : 開始部分のセット量

終点 : 終了部分のセット量

Check.jpg 充填タイブ

充填PC鋼材及び非充填PC鋼材を入力します。 (ポストテンションの場合にだけアクティブされます。)

充填 : 充填PC鋼材

非充填 : 非充填PC鋼材