平面荷重形式の設定

 

 

平面荷重に入力する荷重の形式と大きさを定義します。

ここで、定義された平面荷重は、平面荷重の指定を使って構造物に入力します。

平面荷重は、板要素やソリッド要素を使用したモデルの任意位置に荷重を入力する機能です。この機能を利用すると、荷重の入力を考慮して、節点の位置を決める必要が無くなり、大変便利です。入力された荷重は、板要素またはソリッド要素の剛性によって、隣接する節点の節点荷重に置き換えられます。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 静的荷重 > 仕上げ/圧力 > 平面荷重形式の設定

ツリーメニュー : メニュー タブ > 静的荷重 > 平面荷重形式の設定

 

 

 

vl10.jpg

平面荷重の形式ダイアログボックス

平面荷重の形式を追加するには、次の事項を入力してDefine_Plane_Load_Type_button_01.jpg  ボタンをクリックします。既に定義された平面荷重の形式を修正するには Define_Plane_Load_Type_button_02.jpg ボタンを、削除するにはDefine_Plane_Load_Type_button_03.jpg ボタンをクリックします。

 

c.jpg平面荷重の形式 & 解説

名称  : 平面荷重名

この名称は、平面荷重の指定機能で平面荷重を構造物に入力する時、この機能によって定義された荷重タイプを呼び出すのに使われます。

 

c.jpg平面荷重

平面荷重の指定ダイアログボックスの荷重載荷平面項目で、定義された平面に対する、荷重の載荷位置と形式及び大きさを定義します。

荷重タイプ
集中荷重とライン荷重及び平面荷重で、適用しようとする荷重形式を指定します。

集中荷重

x, y : 荷重を載荷する位置の平面座標系の基準座標値

Note
平面座標系は、平面荷重の指定ダイアログボックスの荷重載荷平面項目で定義した原点とx, y軸によって形成される座標系を意味します。

: 集中荷重の大きさ

モーメント : 集中モーメント荷重の大きさ

ライン荷重

等分布 : 定義するライン荷重が等分布である場合チェックボックスをオン

タイプ : ライン荷重の種類を指定

x1, y1 : ライン荷重の開始点の平面座標系基準x, y座標

x2, y2 : ライン荷重の終了点の平面座標系基準x, y座標

: 各位置での線荷重の大きさ

Note
平面座標系は、平面荷重の指定ダイアログボックスの荷重載荷平面項目で定義した原点とx, y軸によって形成される座標系を意味します。

平面荷重

等分布 : 定義する面荷重が等分布である場合チェックボックスをオン

: 面荷重を載荷する位置を定義するための点の数

x1, y1 : 面荷重を載荷する多角形の1番目頂点の平面座標系基準の座標

x2, y2 : 面荷重を載荷する多角形の2番目頂点の平面座標系基準の座標

x3, y3 : 面荷重を載荷する多角形の3番目頂点の平面座標系基準の座標

x4, y4 : 4 Pointsを選択した場合、最後の頂点の平面座標系基準の座標

荷重 : 各頂点位置での面荷重の大きさ

Note 1
面荷重の載荷領域を定義する多角形の頂点は、時計回りまたは半時計回りに指定しなければなりません。
Note 2
平面座標系を、全体座標系と一致させるか、もしくは平面座標系と同じユーザー座標系(UCS)を定義しますと、マウスエディタ機能と点グリッドを利用して、最終の載荷位置を簡単に入力することができます。

x-方向複製
定義した平面荷重を平面座標系x軸方向に複製して、同時に載荷するために複製距離を入力します。

y-方向複製
定義した平面荷重を平面座標系y軸方向に複製して、同時に載荷するために複製距離を入力します。

ダイアログボックスの項目を入力した後 Define_Plane_Load_Type_button_01.jpg ボタンをクリックすると、入力内容を反映した平面荷重の形式(Plane Load Type)が追加されてリストに並びます。リストで指定した平面荷重ケースを修正するには Define_Plane_Load_Type_button_02.jpg ボタンを、削除するには Define_Plane_Load_Type_button_03.jpg ボタンをクリックします。