支点の強制変位

 

 

任意の節点に強制変位を入力したり、既に入力された強制変位を修正または削除します。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 静的荷重 > 強制変位

ツリーメニュー : メニュー タブ > 静的荷重 > 支点の強制変位

 

 

 

vl3.jpg

c.jpg荷重ケース名

単位荷重ケースの選択ボックスから、希望する荷重ケースを指定します。追加で荷重ケース

を入力したり、修正または削除が必要な場合には右側のpointpointpointpoint.gif ボタンをクリックします。

c.jpg荷重グループ名

入力した荷重データを含む荷重グループを選択します。グループ指定が不必要な場合は

"デフォルト"を選択します。 荷重グループを追加生成または修正するためには pointpointpointpoint.gif ボタンを

クリックして"荷重グループの定義"ダイアログを呼び出します。

c.jpgオプション

追加 : 自由度の拘束条件が設定されている任意の節点に対して、強制変位を新規ま

たは追加で入力する場合に指定します。

変更 : 自由度の拘束条件が設定されている任意の節点に対して、既に入力されている

強制変位を変更する場合に指定します。

削除 : 自由度の拘束条件が設定されている任意の節点に対して、既に入力されている

強制変位を削除する場合に指定します。

c.jpg変位(ローカル方向)

強制変位は、全体座標系または節点座標系を基準に入力します。

節点に節点座標系が定義されていれば、節点座標系を基準に入力されます。

Dx : 全体座標系または節点座標系のx軸方向の強制変位成分

Dy : 全体座標系または節点座標系のy軸方向の強制変位成分

Dz : 全体座標系または節点座標系のz軸方向の強制変位成分

Rx : 全体座標系または節点座標系x軸回りの強制回転変位成分

Ry : 全体座標系または節点座標系y軸回りの強制回転変位成分

Rz : 全体座標系または節点座標系z軸回りの強制回転変位成分

Note1

強制変位は、荷重ケースとして考慮します。そのため他の単位荷重ケースとの荷重組合わせが可能です。ただし、強制変位を設定する

時には、次の事項に留意する必要があります。節点に強制変位が与えられると、その節点の自由度は自動的に拘束されます。したがって、

強制変位を考慮しない荷重ケースに対しても、その節点は強制変位が与えられた自由度の方向に対する支持点(支持条件)として挙動

しますので、この機能が"支点の強制変位"と呼ばれます。

Note2

強制変位が入力可能な荷重条件は固定荷重と仮設荷重条件だけではなくて、PC鋼材/クリープ/乾燥収縮も一つの荷重条件で処理

します。最終段階の固定荷重に強制変位が入力されたら以前段階の固定/PC鋼材/クリープ/乾燥収縮の変位を含む最終変位が強制

変位値になります。

Note3

例を用いた本機能の説明