設計規準

 

 

鉄骨部材の設計時に適用する設計規準、及び設計する構造物に存在する水平部材(梁またはガーダ)に対して、横座屈の考慮の可否を選択するのに使用します。

 

 

 

リボンメニュー : 設計 > 設計パラメータ > 鉄骨 > 設計規準

ツリーメニュー : メニュー タブ > 設計 > 鉄骨設計パラメータ > 設計規準

 

 

 

次のようなダイアログで入力します。

 

vds.jpg

鉄骨設計規準ダイアログボックス

c.jpg設計規準

鉄骨部材用の設計規準[デフォルト = AIJ-ASD02](Note 1を参照)

 

c.jpg幅厚さ比の検討

部材種類別 (部材のタイプ別に幅厚比の制限値を検討)

梁 – 曲げ材の幅厚比で検討

部材タイプを梁と指定するか、水平部材の場合

柱 –圧縮材の幅厚比で検討

部材タイプを柱と指定するか、垂直部材の場合

ブレース -圧縮材の幅厚比で検討

部材タイプをブレースと指定するか、斜め部材の場合

 

断面力別 (部材力別に幅厚比の制限値を検討)

圧縮力を受ける部材 -圧縮材の幅厚比で検討

引張力を受ける部材

a. 純引張力 : 幅厚比を検討しない

b. 引張力+ 曲げ : 引張力による引張応力と曲げによる圧縮応力を比較

 - 引張応力が大きい場合 – 幅厚比を検討しない

 - 圧縮応力が大きい場合-曲げ材の幅厚比で検討用

曲げモーメントだけを受ける部材 -曲げ材の幅厚比で検討

検討しない - 幅厚比を検討しない

 
Note 1
ユーザーが設計規準を入力しなければ、日本建築学会の鋼構造設計規準(AIK-ASD83)を適用します。
 
適用可能な鉄骨部材用の設計規準は次の通りです。
- 日本建築学会の鋼構造設計規準(AIJ-ASD02)

- アメリカ鋼構造協会の荷重抵抗係数設計法(AISC(13th)-LRFD05)

- アメリカ鋼構造協会の許容応力設計法(AISC(13th)-ASD05)

- アメリカ鋼構造協会の荷重抵抗係数設計法(AISC-LRFD93/2K)
- アメリカ鋼構造協会の許容応力設計法(AISC-ASD89)
- アメリカ鉄鋼協会冷間成形鋼設計規準(AISI-CFSD86)

- イギリスの鋼構造限界状態設計規準(BS5950-2K)

- イギリスの鋼構造限界状態設計規準(BS5950-90)

- ヨーロッパの鋼構造限界状態設計規準(Eurocode 3:05)

- ヨーロッパの鋼構造限界状態設計規準(Eurocode 3)

- カナダの鋼構造限界状態設計規準(CSA-S16-01)

- 韓国鋼構造学会の限界状態設計基準(KSSC-LSD09)

- 韓国鋼構造学会の鋼構造計算規準(KSSC-ASD03)

- 大韓建築学会の鋼構造計算規準(AIK-ASD83)
- 大韓建築学会の鋼構造限界状態設計規準(AIK-LSD97)
- 大韓土木学会の道路橋示方書:鋼橋許容応力設計法(KSCE-ASD96)
- 大韓建築学会冷間成形鋼構造設計規準(AIK-CFSD98)

- 中国の国家標準鋼構造設計基準(GB50017-03)

- 中国の国家標準鋼構造設計基準(GBJ17-88)

- インドの国家標準鋼構造設計基準(IS:800-2007)

- インドの国家標準鋼構造設計基準(IS:800-1984)

- 台湾の鉄骨設計基準(TWN-ASD96)

- 台湾の鉄骨設計基準(TWN-LSD96)

- 台湾の鉄骨設計基準(TWN-ASD90)

- 台湾の鉄骨設計基準(TWN-LSD90)

 
Note 2
鉄骨ガーダ(Girder)及び梁(Beam)の上部圧縮側フランジが、コンクリートスラブにスタッドなどで連結された場合には、部材全体が横支持されると見なすことができます。この項目が選択されれば、"座屈長さ(L,Lb)" のダイアログにあるLbに対する入力ボックスが非アクティブになり、Lb = 0としてすべての部材に適用されます。
("座屈長さ(L,Lb)..."を参照)
 
Note 3
鉄骨部材設計時の入力変数の設計規準別の使用可否は次の通りです。