次のようなダイアログで入力します。(Note 1を参照)

鉄骨材料の修正ダイアログボックス
材料リスト
解析モデルの作成時に入力した鉄骨の材料リストが表示され、修正及び変更する材料をマウスで選択します。
鉄骨材料の選択
選択された鉄骨材料の材料データが表示され、材料データを修正することができます。
材料データの修正は、プログラムに内蔵されているデータベースを利用する方法と、ユーザーが直接入力する方法があります。
データベースを利用する方法
材料の規格と種別をマウスで選択します。
ユーザーが直接入力する方法
規格の入力ボックスから'None'を選択し、名称の入力ボックスに材料名を入力します。以上を入力すると、材料データを入力する入力ボックスがアクティブになり、各項目に対して値を入力します。(Note 2を参照)
弾性係数(Es) : 鉄骨材料の弾性係数
ポアソン比(Ps) : 鉄骨材料のポアソン比
引張強度(Fu) : 鉄骨材料の引張強度
降伏応力度 [t <= 40mm](Fy1)
板厚が40mm以下の鉄骨に対する降伏応力度(Note 3を参照)
降伏応力度 [t > 40mm](Fy2)
板厚が40mmを超える鉄骨に対する降伏応力度(Note 3を参照)
: ユーザーが入力した値で、材料データを修正します。
: 入力した値や選択項目を適用しないで、ダイアログボックスを閉じます。
Note 1
解析モデルに入力された鉄骨材料の中で、種別, Es, Ws, Fy1, Fy2などに値が入力されていない場合には、次の値を適用します。
種別= SN400
Es= 205000 N/mm2
Ws= 7850 kgf/m3
Fy1= 235 N/mm2
Fy2= 215 kgf/mm2
Note 2
鉄骨材料の規格リストには、None及び ASTM(S),JIS(S),DIN(S),BS(S),EN(S),KS(S), KS-Civil(S)があります。
Note 3
Fy1, Fy2は鉄骨材料の降伏応力度を意味し、鉄骨検定時の各応力度成分(圧縮、引張、曲げ、せん断)に対する許容応力度の計算に使用します。
Fy1、Fy2、Fy3、Fy4の値の適用は、鉄骨断面の最大の板厚を基準に判断します。
例えば、フランジ厚さが42mmで、ウェブ厚さが20mmのH形鋼の場合、最大の板厚は42mmなのでFy2の値を許容応力度の計算に使用します。
詳細
Note 4
規格の入力ボックスで'None'を選択すれば、ユーザーが定義した任意の材料に対して設計を行うことができます。
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