強度低減係数

 

 

材料強度の公称値と実際強度との差、設計時に仮定したものと部材の製作または施工条件によって生じる強度との差、及び解析モデルと実際の構造物との差などによる不確実性を考慮するために、安全率として強度低減係数を入力します。(許容応力度設計法では使用されません)

 

 

 

リボンメニュー : 設計 > 設計パラメータ > RC > 強度低減係数

ツリーメニュー : メニュー タブ > 設計 > RC設計パラメータ > 強度低減係数

 

 

 

次のようなダイアログで入力します。

 

vdc18.jpg

強度低減係数ダイアログボックス

c.jpg選択した設計規準

選択された設計規準が表示されます。

 

c.jpg設計規準による値

強度低減(減少)係数を設計規準による値に初期化します。

c.jpg強度低減係数

(Note 1を参照)

各項目に強度低減係数を入力します。

曲げ用 (φb) : 純曲げ部材の強度低減係数

曲げ+引張用(φb) : 曲げ+引張部材の強度低減係数

圧縮または曲げ+圧縮用

- スパイラル筋を用いた柱(фc1) : 圧縮または曲げ+圧縮を受けるRC柱部材ついて、スパイラル筋でせん断補強された柱に対する強度低減係数

- 帯筋を用いた柱(фc2) : 圧縮または曲げ+圧縮を受けるRC柱部材ついて、その他の帯筋でせん断補強された柱に対する強度低減係数

せん断用(фv) : せん断力に対する強度低減係数

 

ok.gif   : 入力した値や選択項目を適用して、ダイアログボックスを閉じます。

close.gif   : 入力した値や選択項目を適用しないで、ダイアログボックスを閉じます。

 

Note1
設計規準による値'を適用するか、強度低減係数を入力しない場合は、規準で提示された建物設計用係数が適用されます。各部材力で対する強度低減係数は以下の通りです。

 

(1) 曲げモーメント、または曲げモーメントと引張力が同時に作用: 0.9

(2) 引張力 :  0.9

(3) 圧縮力、または曲げモーメントと圧縮力が同時に作用

- スパイラル筋を用いた部材: 0.75

- 帯筋を用いた部材 : 0.7

(4) せん断力とねじりモーメント : 0.85