静的増分グラフ

 

 

荷重増分解析結果グラブを出力します。出力可能なグラフの種類は次になります。

1. 非線形ヒンジが与えられた要素(梁、トラス、壁、汎用リンク)に対する変形-断面力

2. 汎用連結要素に対する変形-断面力

3. ステップ別節点変位

4. 荷重増分に対する非線形ヒンジ結果

 

 

 

ボンメニュー : 増分解析 > 増分解析結果 > グラフ

 

 

 

vdp24.jpg

c.jpg 定義/修正関数

出力しようとする関数を定義します。このボタンをクリックして静的増分関数を呼び出して、グラフ類型を選択します。

c.jpg 関数リスト

静的増分関数で定義した関数名が表示されます。

c.jpg 垂直軸

関数リストで定義した関数の中で垂直軸で指定する関数を選択します。

Pushover_Graph_3.gif : 関数リストの中で垂直軸で指定する関数を選択します。

Pushover_Graph_4.gif : 既に、定義された関数リストを選択し、これを削除します。

c.jpg 水平軸

グラフの垂直軸の関数を指定します。

c.jpg 表示形式

グラフの題目を入力するとか、座標軸の出力形態を指定します。

グラフタイトル : 時刻歴グラフの題目

X軸小数点以下桁数 : X座標軸の小数点桁数入力及び指数形式指定

Y軸小数点以下桁数 : Y座標軸の小数点桁数入力及び指数形式指定

上のように定義した後、Pushover_Graph_2.gif ボタンをクリックし、グラフを生成します。

 

 

 

vdp25.jpg

c.jpg コンテキストメニュー

コンテキストメニュを利用して多様なグラフの表わし方、データ保存及びイメージ保存が可能です。

タイトルとラベルの変更 : グラフの題目及び凡例を修正します。

ズーム縮小 : グラフ画面をマウスでドラックし拡大したり、原のグラフに復原します。

グラフ範囲変更: グラフのX & Y軸の範囲を変更します。

グラフをイメージで保存 : イメージ保存形式(BMP形式、JEPG形式、Enhanced Metafile形式)を指定します。(デフォルト=BMP形式)

グラフをテキストで保存 : データをテキスト形式で保存します。

グラフをExcelファイルに保存 : データをエキセル形式で保存します。

 

- 静的増分結果関数

解析結果をグラフで出力するための関数を定義します。

呼出メインメニュから増分解析 > 静的増分グラフ関数定義/修正 ボタンをクリック

 

Pushover_Graph_6.gif 関数定義/修正で静的増分ヒンジ変形/応力を選択した場合  

 

入力ダイアログ

c.jpg 静的増分ヒンジ変形/応力

名称 : 出力しようとする関数名を入力します。

Note

関数名の入力は、具体的に定義することが望ましいです。例えば、柱部材に対する変形度を確認しようとする場合、 Col_Element No._Type of Result_Load Case のような方法で定義します。

要素タイプ

: 梁要素(ヒンジタイプを梁/柱と設定した場合)

トラス : トラス要素(ヒンジタイプをトラスと設定した場合)

汎用リンク要素 : 汎用リンク要素(ヒンジタイプを汎用リンク要素と設定した場合)

: 壁体要素(ヒンジタイプを壁と設定した場合)

要素番号 : 要素の番号を選択します。(モデルビュでマウスで要素をクリックすると自動的に番号が入力されます)

結果タイプ

変形 : 非線形ヒンジの全体変形

断面力 : 要素の部材力

塑性変形 : 要素の塑性ヒンジ(非線形ヒンジの全体変形 - 降伏変形)

Note

降伏前の状態(弾性状態)では0(zero)になります。

成分 : 変形または、断面力の選択によって、成分が変わります。

変形を選択した場合 : 選択可能な成分にDx、Dy、Dz、Rx、Ry、Rzがあります。

断面力を選択した場合 : 選択可能な成分には軸力、せん断-y、せん断-z、ねじり、モーメント-y、モーメント-zがあります。

位置 : ヒンジタイプの種類によって異なります。

c.jpg 静的増分荷重ケース

グラフ出力のための荷重条件を選択します。

c.jpg

 

Pushover_Graph_8.gif

 

Pushover_Graph_9.gif 関数定義/修正で汎用リンク要素の変形/断面力を選択した場合

 

入力ダイアログ

c.jpg 汎用リンク要素の変形/断面力

名称 : 汎用リンク要素の解析結果を使用し、出力しようとする関数名を入力します。

汎用リンク番号 : 汎用リンク要素の番号を選択します。

タイプ

変形 : 汎用リンク要素の変形

I端断面力 : 最初節点での断面力

J端断面力 : 最後節点での断面力

成分 : 変形または、断面力の選択によって、成分が変わります。

変形を選択した場合 : 選択可能な成分にDx、Dy、Dz、Rx、Ry、Rzがあります。

断面力を選択した場合 : 選択可能な成分にはFx、Fy、Fz、Mx、My、Mzがあります。

c.jpg 静的増分荷重ケース

グラフ結果出力のための荷重条件を選択します。

c.jpg

 

Pushover_Graph_14.gif

 

Pushover_Graph_11.gif 関数定義/修正で節点変位を選択した場合

 

入力ダイアログ

c.jpg 変形

名称 : 節点番号を含む関数名を入力します。

節点番号 : 節点番号を入力します。

基準点 : 変位の基準点を選択します。

絶対値 : 全体座標系を基準点として選択(節点の発生変位を全体変位に基づいて出力)

相対節点 : 基準点を任意の点として設定

成分 : 変位の方向成分を入力します。

Note

変位の方向はDX、DY、DZ、RX、RY、RZに対する選択が可能です。

c.jpg 静的増分荷重ケース

グラフ結果出力のための荷重条件を選択します。

c.jpg

 

Pushover_Graph_13.gif

 

 Pushover_Graph_15.gif関数定義/修正で荷重増分を選択した場合

 

入力ダイアログ

c.jpg 荷重増分歴

名称 : 荷重増分歴に対する関数名を入力します。

c.jpg 静的増分荷重ケース

グラフ結果出力のための荷重条件を選択します。

c.jpg

 

Pushover_Graph_17.gif