物体力

 

 

選択した節点に与えられた質量(節点質量、荷重を変換した質量、構造質量)を任意方向の集中荷重に置換する機能です。

置換時は各方向に増減係数(Mass×g×Factor)を定義することができます。使用例として、剛床の設定できない建物に、層ごとの

節点を選択してそれぞれ加速度を与えることで、層ごとに異なる震度を与えることができます。そして、ここで与えた荷重は静的増

分解析での増分荷重としても使用できます。

Note  剛床が存在しない構造物の静的地震荷重の入力方法

剛床が考慮されない構造物に対しては、地震荷重を自動計算しないので、手動で入力しなければなりません。

地震荷重を手動で入力する場合は、「荷重>物体力」を利用して入力することができます。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 静的荷重 > 物体力

ツリーメニュー : メニュー タブ > 静的荷重 > 物体力

 

 

vl12.jpg

c.jpg荷重ケース名

単位荷重ケースの選択ボックスから、希望する荷重ケースを指定します。追加で荷重

ケースを入力したり、修正または削除が必要な場合には右側のpointpointpointpoint.gif をクリックします。

c.jpg荷重グループ名

入力した荷重データを含む荷重グループを選択します。グループ指定が不必要な場合は

"デフォルト"を選択します。 荷重グループを追加生成または修正するためには pointpointpointpoint.gif

クリックして"荷重グループの定義"ダイアログを呼び出します。

c.jpg物体力を与える節点

節点集中荷重を入力する節点を選択します。選択方法には要素グループからの選択と、

節点番号からの直接指定の2つの方法があります。

要素グループの使用 : 節点集中荷重を与えるる節点を要素グループから選択します。

              要素グループを追加または修正するにはpointpointpointpoint.gif をクリックします。

節点リスト : 節点集中荷重を与える節点番号を直接入力、または選択機能を使って

        画面から選択します。

c.jpg置換する質量成分

節点集中荷重に変換する質量を選択します。

節点質量 : ユーザーが直接節点に与えた質量

荷重を質量に変換 : 荷重を変換した質量

構造質量 : 構造物の自重による質量

c.jpg物体力の係数

X :  全体座標系のX軸方向の成分に対する増減係数

Y : 全体座標系のY軸方向の成分に対する増減係数

Z : 全体座標系のZ軸方向の成分に対する増減係数

Note
1つの荷重ケースに複数の物体力係数を入力することが可能です。また、物体力テーブルでは、
各節点に入力された物体力を確認することができます。同一節点に入力された物体力はモデル
ビュー及びテーブルでそれぞれの係数に対して荷重がすべて表示されます。

既に入力された節点集中荷重を修正する場合は、ダイアログ下部の荷重ケースリストから

該当の荷重ケースを選択し、上部の入力欄を修正した後、modify.jpg をクリックします。

既に入力された節点集中荷重を削除する場合は、ダイアログ下部の荷重ケースリストから

該当の荷重ケースを選択し、delete.jpg をクリックします。