テーブルツールの使用方法

 

 

  1. 基本的な使用方法

  1. データの操作方法

  1. クリップボードを利用したデータのコピー及び貼り付け

 

  1. テーブルの整列(Sorting)

  1. テーブル形式の設定

  1. 列幅の自動合わせ

  1. グラフ出力

 

  1. 節点/要素テーブル

  1. 結果テーブル

c.jpg用語の検索

 

vl14.jpg

 

セル : テーブル上でデータの入出力に使用します。

列ヘッダ : 列(Column)の1番上のセル

行ヘッダ : 行(Row)の1番左のセル

タイトル行 : テーブル上段に位置するタイトルが表記された行(列ヘッダのグループ)

現在セル : 現在入力待機中または入力状態にあるセル

現在行のマーク : 現在セルがある行(Row)

追加行のマーク : データの追加に使用する行

レコード : データベースに保存されるデータ単位を意味します。

例えば、1つの節点または1つの要素はデータベースに1つのレコードとして保存され、テーブルでは1行で表示します。

c.jpg使用方法の手引き

1. 基本的な使用方法

現在セルの移動

キーボードの方向キーまたはタブキーを押したり、マウスカーソルを該当する位置にまで移動させた後、マウスの左ボタンを

クリックします。

現在行の移動

キーボードの方向キーを押したり、マウスカーソルを該当する位置にまで移動させた後、マウスの左ボタンをクリックします。

セルの選択

テーブルのデータをクリップボードにコピーするためにセルを選択することを意味します。キーボードの[Shift]キーと方向キー、

[Ctrl]キーと方向キー、またはマウスをドラッグして選択します。

行の選択

行ヘッダをマウスでクリックすれば、行全体が選択されます。

列の選択

列ヘッダをマウスでクリックすれば、列全体が選択されます。

テーブル全体選択

テーブルの左隅上にあるセルを選択すれば、テーブル全体が選択されます。

列幅の調整

列ヘッダの境界にマウスカーソルを移動させると、カーソルの模様が幅調整カーソルに変わります。この状態でマウスの

左ボタンをドラッグして列幅を調整します。

列の移動

列ヘッダをマウスでクリックすると、列全体が選択されます。この状態でマウスの左ボタンをドラッグして列を希望する位置に

移動します。

セルにデータを入力

セルへのデータ入力タイプには、編集ボックスタイプとコンボボックスタイプの2つがあります。

編集ボックスタイプの場合、キーボードで入力します。コンボボックスタイプの場合は、リストからマウスで選択すれば、

選択された項目が入力されます。

 

2. データの操作方法

データの操作は、レコード単位(行単位)で操作します。したがって、編集中のレコードの各セルが修正されると、それを

一旦メモリーに保存し、現在セルを他のレコード(行)に移動すると、修正された内容がデータベースに保存されます。

データの追加

追加行に現在セルを移動させて入力すると、新規にレコードを生成し、レコードが編集状態になります。

この時、行ヘッダにはレコードが編集中であることを示すpencel.jpgが表示されます。追加行に入力した内容をデータベースに

保存するには、方向キーやマウスを使って、現在セルを他のレコード(行)に移動させます。

データの削除

削除するレコードへ現在セルを移動させて[Delete]キーを押せば、レコードが削除されます。複数のレコードを同時に削除

する場合は、削除するレコードをすべて選択して、[Delete]キーを押せば削除されます。

[Delete]キーを押した時、選択されたレコードがなければ現在セルのあるレコードが削除されます。

データの修正

修正するレコードへ現在セルを移動させた後、レコードにデータを入力すると、レコードが編集状態になります。

この時にも行ヘッダにはレコードが編集中であることを示すpencel.jpg が表示されます。

修正した内容をデータベースに保存するには、データの入力と同様に現在セルを他のレコードに移動させます。

入力/修正の取消し

新規レコードの入力中に入力を取り消す場合は、[Esc]キーを押します。

既存レコードの修正中に、[Esc]キーを押すと、修正した内容が取り消され、テーブルには修正前の値に戻されます。

 

3. クリップボードを利用したデータのコピー及び貼り付け

一般のエディタや表計算プログラムのコピー及び貼り付け機能と同様な方法で行います。

 

コピー領域の指定

 

キーボードの[Shift]キーと方向キーを利用

現在セルをコピー元の開始位置に移動します。ここで、[Shift]キーを押しながら方向キーで移動させれば、画面の反転された

領域がコピー元の領域として選択されます。

マウスのドラッグ

マウスでコピー元の領域をドラッグすれば、画面の反転された領域がコピー元の領域として選択されます。

キーボードの[Shift]キーとマウスを利用

現在セルをコピー元の領域の開始位置に移動させ、コピーする領域の最後の位置で[Shift]キーを押しながら、マウスを

クリックすれば領域が選択されます。

キーボードの[Ctrl]キーとマウス利用

[Ctrl]キーを押しながら、マウスの左ボタンをクリックすれば、クリックされたセルがそれぞれ選択されます。

既存の選択された領域はそのまま存在し、さらに追加で選択できます。

この方法は連続していない領域を選択する時に使用します。

行全体を選択

行ヘッダをマウスでクリックしたり、ドラッグすれば行全体が選択されます。

[Ctrl]キーを押しながら行ヘッダをクリックすれば、選択と選択解除を切り替えることができます。

列全体を選択

列ヘッダをマウスでクリックしたり、ドラッグすれば列全体が選択されます。

[Ctrl]キーを押しながら列ヘッダをクリックすれば、選択と選択解除を切り替えることができます。

テーブル全体の選択

テーブルの左隅上のセルをクリックすれば、テーブル全体が選択されます。

コピー(Copy)

コピー元の領域を指定した後[Ctrl] + Cを押したり、copy.jpgをマウスでクリックすれば、コピー元の領域のデータがクリップボードに

コピーされます。コピー元の領域が指定されなければ現在セルのデータがコピーされます。

貼り付け(Paste)

クリップボードの内容を貼り付ける開始位置に現在セルを移動させた後、[Ctrl]+Vを押したり、paste.jpgをマウスでクリックすれば、

クリップボードの内容がテーブルに貼り付けられます。

 

コピー/貼り付けの原則

 

既存レコードがある所に貼り付けた場合

既存レコードがある所に貼り付けた場合、既存レコードが修正され、その内容がデータベースに保存されます。

編集中のレコードに貼り付けた場合

編集中であるレコードに貼り付けた場合には、編集中のレコードが修正され、この時点ではまだデータベースには保存されません。

現在セルを他のレコードに移動させると、編集が完了し、修正された内容がデータベースに保存されます。

追加行に貼り付けた場合

追加行に貼り付けた場合には、新規にレコードが生成され、データベースに追加して保存されます。コピー元の領域の列数と

テーブルの列数が異なる場合には、デフォルトの値が入力されます。例えば、コピー元の領域が5列でテーブルが6列の場合に、

1列目に貼り付けをすれば、6列目はデフォルトの値がデータベースに保存されます。

貼り付けができない場合

1) コピー元の領域が貼り付け先の範囲を超える場合は、貼り付けることができません。例えば、コピー元の領域が5列で

 貼り付け先が6列の場合、貼り付け先の開始位置を3列目以降に指定した場合には、貼り付けることができません。

2) コピー元の領域が5行で、貼り付け先が6行である場合(追加行を除く)に、 3行目以降に貼り付ける場合にも貼り付ける

 ことができません。

3) コピー元の領域と貼り付け先の領域の大きさが異なる場合にも、貼り付けることができません。

 例えば、コピー元の領域が3行2列であり、貼り付け先の領域を2行2列に指定した場合には、貼り付けることができません。

 ただし、コピー元の領域が1つのセルで、貼り付け先の領域が1列ならば、2行以上になっても貼り付けることができます。

4) コピー元のデータに、エラーがある場合にも貼り付けることができません。

 

コピー / 貼り付けを利用した表計算プログラムとのデータ交換

 

テーブル内容を表計算プログラムに貼り付け

テーブルからコピー元の領域を選択して[Ctrl]+Cを押したり、copy.jpgをクリックします。

表計算プログラムで、貼り付け先の開始位置をマウスでクリックし、[Ctrl]+Vや paste.jpgをマウスでクリックします。

表計算プログラムの内容をテーブルに貼り付け

表計算プログラムで、コピー元の領域を選択して[Ctrl] + Cを押したり copy.jpgをクリックします。

テーブルから貼り付け先の開始位置をマウスでクリックし、[Ctr]+Vや paste.jpgをマウスでクリックします。

c.jpgテーブルの付加機能

 

1. テーブルの整列(Sorting)

機能

テーブルの列項目に対して並べ替えて表示します。

昇順及び降順の整列オプションを提供し、様々な方法で整列させる機能も提供します。

呼出

テーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニュー から 整列ダイアログ... 選択

使用

vtt2.jpg

整列ダイアログボックス

列テーブル : テーブルにある列名

テーブル列キーのリストにある列名を選択して、 【→】 を押したりマウスでダブルクリックすれば、

整列優先キーのリストに移動します。

優先されるキー : 整列を優先する列名

整列優先キーのリストにある列名を選択して、【←】 を押したりマウスでダブルクリックすれば、

整列優先キーのリストから再びテーブル列キーに移動します。

整列優先キーの列名の最初にAが付けば、昇順(Ascending Order)整列を意味し、 Dが付けば、

降順(Descending Order)整列を意味します。

優先順位

整列優先キーのリストの優先順位を変更します。

上へ : 列名を上に移動します。

下へ : 列名を下に移動します。

 

2. テーブル形式の設定

機能

テーブルの列幅の変更、左右合わせ、値の表示形式及び小数点以下の桁数を変更します。

呼出

テーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューからスタイルのダイアログ...を選択

使用方法

 

vtt3.jpg

スタイルのダイアログボックス

名称

テーブルにある列名

タイフ

データのタイプ(定数、実数、文字列)

列名とテーブルは変更することができないため、編集禁止になっています。

現在の列幅(ピクセル単位)

整列

データの位置(左側、中央、右側)を指定します。

書式

実数型の値の表示方法を指定します。

固定小数点 : 固定小数点で表示します。

指数型 : 指数型で表示します。

自動使い分け : 実数値によって、固定小数点と指数型を使い分けて表示します。

変換なし : 入力された値でそのまま表示します。

小数部 : 実数値の小数点以下桁数を指定します。

 

3. 列幅の自動合わせ

機能

列幅をデータの長さに合わせてに自動調節する機能です。

呼出

テーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから列幅調整を選択

 

4. グラフ出力

機能

テーブルの内容を各種グラフに出力して表示します。

呼出

テーブルからグラフに出力する領域を選択します。(領域の選択は、コピー元の領域の選択と同じです。)

テーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニュー から グラフ表示... を選択

使用

vtt4.jpg

グラフ表示ダイアログボックス

グラフ形式 : 表示するグラフ形式を選択します。

グラフ形式を選択すれば、グラフの例が右側に表示されます。

インデックス : 軸に使用する列名を指定します。

テーブルで選択された列またはデフォルトから選択します。

グラフタイトル : グラフのタイトルを入力します。

 

5. 床荷重を梁荷重に置換え

機能

あらかじめ入力された床荷重を梁荷重に置き換えます。

呼び出し

テーブルでマウスの右側ボタンクリック

ポップアップメニュー から 梁要素荷重に変換を選択

c.jpgテーブルの種類別の付加機能

1. 節点 / 要素テーブル

節点/要素選択

節点/要素テーブルでレコードを選択すれば、選択されたレコードに対応する節点(要素)をモデル画面上に表示します。

編集可/編集不可

機能

列の内容を編集可(Enable)/編集不可(Disable)に設定します。編集不可にしたセルには現在セルは移動されません。

呼出

編集可/編集不可にする列を選択して、マウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニュー から編集可/編集不可を選択

番号付け

機能

節点(要素)の番号の付け方を指定します。

呼出

マウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから番号付け...を選択

選択 & フィルター...

機能

節点(要素)を選択したり、または一部選択された節点(要素)のみをテーブルに表示する機能を提供します。

呼出

マウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから選択 & フィルター... を選択

使用

vtt5.jpg

選択/フィルターダイアログボックス

編集ボックス

選択する節点(要素)番号を入力します。

順番通りに入力しても、またto-byの文法を使って入力しても構いません。

(例, 4,5,6,......,35,36,37 : 4 to 37)

(例, 4,6,8,10,12,14,16 : 4 to 16 by 2)

モード

選択 : フィルターされたテーブルから節点や要素を選択します。

フィルター : 選択された節点や要素のみをテーブルに表示します。

【すべて】 : すべての節点(要素)を選択します。

【削除】 : すべての節点(要素)を選択解除します。

【反転】 : 現在、選択された節点(要素)を選択解除し、選択されていない節点(要素)を選択します。

【前】 : 以前に選択された節点(要素)を選択します。

 

2. 結果テーブル

選択でアクティブ

機能

結果で出力する節点と要素、荷重ケースと荷重組合わせ条件、施工段階、固有値モード、そして座屈モードなどを選択します。

呼出

結果テーブル実行時に自動で呼び出し

結果テーブルでマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから行フィルタリング... を選択します。

使用

vtt6.jpg

フィルタリングダイアログボックス

節点/要素

現在選択された節点(要素)番号リストが現われます。使用方法は要素属性別選択と同一です。

荷重ケース/荷重組合わせ

ダイアログボックスの荷重ケースと荷重組合わせ条件リストで出力する項目にチェックします。

施工段階解析を実行した場合は施工段階荷重ケースリストが表示されます。

施工段階解析モデルの後処理機能で自動生成される施工段階荷重は荷重組合わせ参照して下さい。

ステージ/ステップ

施工段階解析を実行した場合アクティブされて、施工段階とステップのリストが表示されます。

結果出力する施工段階とステップにチェックします。

固有モード

固有値解析を実行した場合アクティブされて、固有震動モードのリストが表示されます。

出力する固有震動モードにチェックします。

座屈モード

座屈解析を実行した場合アクティブされて、座屈モードのリストが表示されます。

出力する座屈モードにチェックします

 

荷重ケースでアクティブ

機能

結果テーブルで、一部の荷重ケースと荷重組合わせを選択して結果を表示できます。

呼出

結果テーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから荷重ケースでアクティブ... を選択

使用

アクティブダイアログボックスの荷重ケースと荷重組合わせリストから、希望するものをチェックして【OK】をクリックすると、

テーブルに選択された荷重ケースと荷重組合わせに対する結果が表示されます。

表示項目

テーブルに出力されている解析結果項目でアクティブしようとする項目にチェックします。

荷重ケース

テーブルに出力されている荷重ケースリストでアクティブしようとする項目にチェックします。

最大値要素の表示

地点沈下、時刻歴解析などの結果で特定項目の最大値が出力される時他の部材力たちも同時に出力されます。

呼出

結果テーブルで右側マウスボタンクリック

ポップアップメニューから 最大値要素の表示を選択

 

固有モードでアクティブ

機能

"荷重ケースでアクティブ"と同様に、固有振動のモード形状のテーブルから選択された固有モードのみ結果が表示されます。

呼出

固有モード形状のテーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから固有モードでアクティブ... を選択

使用

固有モードが表示されたリストから、希望するものをチェックして【OK】をクリックすれば、テーブルに選択された固有モードに

対する結果が表示されます。

 

座屈モードでアクティブ

機能

"荷重ケースでアクティブ"と同様に、座屈モード形状のテーブルから選択された座屈モードのみ結果が表示されます。

呼出

座屈モード形状のテーブル上でマウスの右ボタンをクリック

ポップアップメニューから座屈モードでアクティブ... を選択

使用

座屈モードが表示されたリストから、希望するものをチェックして【OK】をクリックすれば、テーブルに選択された座屈モードに

対する結果が出力されます。