Parasolidの読み込み

 

 

 

 

機能

 

常用CADカーネルであるParasolidのテキスト形式のX_Tファイルを読み込みます。1つのプロジェクトで複数のParasolidファイルを読み込むことができます。ParasolidカーネルとプログラムのCADデータベースは、形状オブジェクトの表現方法が違うため、読み込んだ形状データが元のデータと異なる可能性があります。したがって、X_TのデータよりはSTEP形式のジオメトリデータファイルを使用することをお勧めします。
 

読み込みできるParasolidデータはバージョン13までとなります。

 

 

 

呼出

<メインメニュー> ファイル> 読み込み> アドバンストジオメトリ> Parasolid...

 

 

 

 

読み込み対象

読み込むジオメトリタイプを指定します。

 

ポイント

Parasolidファイルにポイントデータが含まれている場合、ポイントを読み込みます。

 

コンパウンド化

複数のポイントを読み込む場合、1つのコンパウンドでグループ化して読み込みます。

 

カーブ

Parasolidファイルにカーブデータが含まれている場合、カーブを読み込みます。

 

コンパウンド化

複数のカーブを読み込む場合、1つのコンパウンドでグループ化して読み込みます。

 

サーフェイス

Parasolidファイルにサーフェイスデータが含まれている場合、サーフェイスを読み込みます。

 

ソリッド

Parasolidファイルにソリッドデータが含まれている場合、ソリッドを読み込みます。

 

オプション

読み込みする形状に対してオプションを適用して、適切に修正して読み込みます。

 

縫合

サーフェイスを1つのシェルとして読み込むために縫合します。縫合時の許容誤差を指定します。

 

許容誤差の最適化

読み込んだ形状が持っている許容誤差が適切でない場合があります。このような許容誤差を修正するために、許容誤差の最適化を適用してから読み込みます。

 

正規タイプへの変換

読み込み形状に含まれている非整形の形状(Bスプラインタイプ)を、幾何演算の速度と正確さの面において優れた形状(シリンダー、平面など)に変換します。

 

B-スプラインの連続性

読み込んだ形状がB-スプラインタイプの場合、最小限に満足する連続性の値を指定します。例えば、1と指定した場合、C0の連続性のみを満足する形状が読み込まれるとしたら、プログラムでは自動でC0となる位置で形状を切って、C1連続性を満足するように強制的に分割して読み込みます。

 

長さの単位

読み込んだ形状に適用する長さの単位を指定します。

読み込み作業に関する詳細な設定を行います。通常はデフォルト値を使用します。

 

 

 

 

 

参考

 

一番理想的なのは、オプションの中から、許容誤差の最適化、正規タイプへの変換、B-スプラインの連続性を適用して読み込むことです。しかし、大規模のモデルや形状のとても悪い場合は、演算時間が長くなるので、ユーザの適切な判断が必要です。