ERROR 2103 |
ERROR [2103] : FAILED TO CONVERGE IN NONLINEAR ANALYSIS. LOAD INCREMENT=#
原因 非線形解析中に特定の荷重増分段階で収束に失敗した場合に発生します。ただし、収束失敗した場合の解析終了オプションがオンになった場合に該当し、非線形解析は終了します。非線形解析中収束に失敗する場合は、大きく分けて次のような原因が考えられます。 1. 解周囲で曲率変化の符号が変わる場合に、Newton-Raphson法は発散することができます。 2. 剛性が急激に減少するモデルについて荷重制御手順と解析を行う場合 3. 大変形が発生するにつれメッシュが過度によじれる場合
解析タイプ 非線形解析(Nonlinear Static、Nonlinear Explicit Transient)
関連メニュー 解析ケース>>サブケース定義>>解析制御>>非線形... (Analysis Case>> Subcase Control>> Nonlinear...)
措置方法 1. 非線形解析の主要なパラメータである荷重増分数、収束基準などを収束に有利になるように修正します。解析ケース>>サブケース定義>>解析制御>>非線形... (Analysis Case>> Subcase Control>> Nonlinear...)で修正します。
2. 荷重増分あたりに適用される荷重が大きすぎる場合には、段階別に増加する複数の荷重に分割し、各段階別にサブケースを作成して解析を行います。 3. 非線形解析では、変位制御手順が安定であるため、荷重制御手順の代わりに強制変位条件を付与して変位制御手順で解析を行います。強制変位を適用する際に作用荷重は、反力を利用して算定が可能です。 4. 材料モデルが複雑な場合は、一般的な材料モデルであるBi-Linearモデルを使用します。5. 高い応力が表示される要素の形状を検討します。最初に良い形状をしていても大変形によって過度な歪みが発生する場合は、変形後もメッシュが一定水準の品質を維持できるようにメッシュを修正します。 6. 不要な局部応力が集中しないように荷重を再分配します。つまり、節点に集中荷重として作用する場合には、微小面を想定して圧力荷重に変換して荷重を再分配します。一般的に対象エラーが発生すると、まず1番〜3番の項目を基本に、最初に措置を取って見ることが有利で、1番〜3番の項目で措置されない場合は、4番以降の項目について検討を行います。
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