荷重ケース別の境界条件データ

 

 

1つのモデルで解析条件によってそれぞれ異なる境界条件を使用することができる機能です。

荷重条件別に異なる境界条件を与えることができるので静的解析と動的解析の境界条件が異なる場合にもモデルファイルを

2つ作成する必要はありません。1つのモデルファイルで静的解析と動的解析が行えます。

 

 

 

リボンメニュー : 解析 > 解析制御 > 荷重ケース別の境界条件データ

 

 

 

荷重ケース別の境界条件データダイアログ

データ選択

荷重条件によって変更して適用できる境界条件の種類が表示されます。

境界グループ組合わせ

境界グループリスト

データ選択リストでチッェクされた境界条件グループが表示されます。

但し、下にある境界グループフィルター欄がチェックされていないと全ての境界条件グループが表示されます。

名称

荷重条件によって使用する境界条件の組合わせ名称を入力します。名称を入力し、左側の境界グループリストから境界条件

グループを選択した後【追加/変更】ボタンを押すと選択された境界条件グループが1つの境界条件組合わせとして生成されます。

このような方法でいくつかの境界条件組合わせを生成した後、各荷重条件に設定したい境界組合わせを与えて各荷重ケースに

対して異なる境界条件で解析を行うことができます。  

荷重ケース&解析

静的解析の荷重組合わせ及び各解析種類が表示されます。静的解析の場合【+】をクリックするとテーブルが拡張され、ユーザーが

定義した静的荷重ケースが表示されます。

境界グループ組合わせ

左側の静的荷重ケースまたは各解析種類に使用される境界条件組合わせを選択します。変更なしとした場合、施工段階解析が

あるモデルでは最終施工段階の境界条件を適用します。一方、施工段階解析がないモデルでは“汎用リンク要素のプロパティの

変更”機能を除き全ての境界条件が適用されますので1箇所に複数の境界条件を与えている場合には各静的荷重ケース毎に

境界グループを指定します。

境界グループ組合わせに含まれている強制変位/支点沈下の連関自由度を拘束

強制変位または支点沈下解析時に該当節点の自由度を拘束して内部的に支点として処理して強制変位を与えますが、

このオプションをチェックすると内部的な自由度拘束を強制変位/支点沈下荷重に該当する境界条件組合わせに適用します。

チェックしないと全ての解析条件に内部的な自由度を拘束することになります。

【荷重ケース別の境界条件データの削除】をクリックすると荷重条件/解析条件別の境界条件変化データを削除します。

 

Note1
面分布バネ支持で(面タイプ)を設定した場合は、荷重ケース別の境界条件では指定できません。

ただし、節点タイプで設定した場合は次のように反映されます。

・節点バネ → 節点バネ支持

・弾性連結 → 支持条件

Note2

汎用リンク要素は[荷重ケース別の境界条件]では非対応です。

汎用リンク要素を荷重ケース別に切り替えるには[汎用リンク要素のプロパティの変更]で設定してください。