スラブの曲げの断面検定にねじりモーメントを考慮するかどうかを選択します。
ねじりモーメントの考慮はWood Armer法によります。
リボンメニュー : 設計 > メッシュドデザイン > スラブ設計制御
Wood Armer モーメント(ねじりモーメント)を考慮 : スラブの曲げ設計にねじりモーメントを考慮するかどうかを選択します。
Wood-Armer 法
不整形な形状のスラブや不規則な支持条件、荷重条件のスラブでは、ねじりモーメントの影響を無視できません。
メッシュドスラブではスラブの曲げの設計にねじりモーメントの影響をWood Armer法により考慮することができます。
❖曲げモーメントと座標系
解析結果から要素座標軸を基準とした以下のモーメントが計算されます。
- mxx:y軸回りの曲げモーメント
- myy:x軸回りの曲げモーメント
- mxy:y-z平面及びx-z平面に対するねじりモーメント
主軸方向の曲げモーメント
ねじりモーメント
配筋方向の設計断面力を計算するために下図のように座標系を定義すると、mxx, myy, mxyは以下のように変換されます。
- x,y :板要素の要素座標軸
- 1,2 :配筋方向
- α :要素座標x軸と配筋方向1の角度
- φ :配筋方向1と配筋方向2の角度
❖ウッドアーマーモーメントの計算
下端筋と上端筋の設計に対してウッドアーマーモーメントは以下のように計算されます。