地震波形データ生成

 

 

SGSw(Seismic data Generation System for windows)は、プログラムで内蔵している地震波のデータベースを用いて

地震波形、地震応答スペクトル、及び設計応答スペクトルのグラフを作成します。

    • 内蔵している地震波 - 1940年代から1990年代までの北米地域の地震波記録(約30個)

    • 設計応答スペクトル - 7種類

- ATC 3-06 Provision, Applied Technology Council

- UBC 88,94 Dynamic, Uniform Building Code

- UBC 97 Dynamic, Uniform Building Code

- Newmark & Hall Design Spectrum 

- 韓国建築構造規準による設計応答スペクトル

- 韓国道路橋標準示方書の耐震設計規準による設計応答スペクトル

 

 

 

リボンメニュー : ツール > 生成 > 地震波形データ生成

 

 

 

File

SGSwで作成した各種データを様々な形式での保存、印刷、または既存のファイルからデータを読み取ります。

Open

既存のSGSwのファイルからデータを読み取ります。

Close

現在の作業を終了して閉じます。

Save

現在のデータをファイルに保存します。 [ファイル形式]で保存するファイルの形式を指定することができます。

SGSの拡張子で保存するテキストデータの形式またはBMP, JPG, EMFの拡張子で保存するイメージ形式の指定が可能です。

Print

グラフをプリンターに印刷します。下の図のようなページ設定のダイアログが表示され、右側のプレビューで確認しながら各種の

出力様式を設定することができます。 をクリックすると印刷を開始します。

Print Setup

使用するプリンター、プリント用紙、及び用紙方向などを設定します。

Page Setup ダイアログボックス

 

Generate

SGSwに内蔵された地震波のデータベースを利用して、地震波形、地震応答スペクトル、及び設計応答スペクトルのグラフを

作成します。

 

Earthquake Record

地震波記録を読み取ってグラフに表示します。

Generate > Earthquake Recordを選択すると、次の図のようなダイアログが表示されます。

Earthquakeで、地震波を選択して振幅と時間間隔に対するスケールを入力した後 をクリックします。

生成されるデータは、すべて重力加速度で規定化された無次元加速度(Nomalized Acceleration)であり、時間間隔は0.02秒です。

Amplitude ScaleとTime Scaleに係数を与えることによって振幅と時間間隔を元の地震波から変更してグラフを生成することが

できます。内蔵されている地震波以外のデータを利用するには、 をクリックしてfn.dbs (SGS dbase file)形式で

作成されたファイルからデータを読み取ります。

Earthquake Record 生成ダイアログボックス

Earthquake Response Spectra

プログラムのデータベースに内蔵されている地震波記録やユーザーが作成した地震波データから、地震応答スペクトルを

計算してグラフに表示します。

 

Earthquake Response Spectra生成ダイアログボックス

    1. Earthquakeで地震波を選択し、振幅と時間間隔に対するスケールを入力します。内蔵されている地震波記録以外のデータを利用するには、をクリックしてfn.dbs(SGS dbase file)形式のファイルからデータを読み取ります。

    1. Damping Ratio(減衰比)を入力します。複数の減衰比に対するグラフを同時に出力するには をクリックして追加します。

    1. Output Periodから出力する周期の範囲と間隔を入力します。

    1. Spectrum typeで生成するスペクトルのタイプを選択します。

Note
x-axis log scaleの項目をチェックすると、x軸の周期が対数スケールで生成されます。

 

Design Response Spectra

各種の設計スペクトルを生成してグラフに表示します。次のようなサブメニューがあります。

- KS-Code Design Spectrum : 韓国建築構造規準による設計応答スペクトル

- KS-Code 2000 Design : 韓国建築構造規準による設計応答スペクトル

- KS-Bridge Design Spectrum : 韓国道路橋標準示方書耐震設計規準による設計応答スペクトル

- UBC 88-94 Design Spectrum : UBC 88~94 Dynamic, Uniform Building Codeによる設計応答スペクトル

- UBC 97 Design Spectrum : UBC 97 Dynamic, Uniform Building Codeによる設計応答スペクトル

- ATC 3-06 Design Spectrum : ATC 3-06 Provision, Applied Technology Councilによる設計応答スペクトル

- Newmark & Hall Design Spectrum : Newmark & Hall 設計応答スペクトル

各規準による設計スペクトルに対するデータ入力用のダイアログが表示されます。このダイアログで、スペクトルの作成に

必要な各種のデータを入力します。周期の範囲を入力した後、 をクリックすると、グラフが表示されます。

 

設計応答スペクトルのデータ入力ダイアログボックス

 

Option

グラフに対する各種オプションを設定します。

[Option]には、以下のメニューがあります。

現在アクティブのグラフに対して使用できないメニューは、非アクティブになっています。

X Scale Log : グラフのX軸を対数スケールで表示します。

Y Scale Log : グラフのY軸を対数スケールで表示します。

X Grid : グラフのX軸方向のグリッド線を表示します。

Y Grid : グラフのY軸方向のグリッド線を表示します。

Diagonal Gird : グラフの斜め方向のグリッド線を表示します。

Line Width : グラフの線の太さを調節します。太線と細線を切り替えます。

Unit : グラフで使用している単位を変更します。

Edit Graph Title : グラフのタイトルを変更します。

 

View

ツールバー及びステータスバーの表示と非表示を切り替えます。またグラフに対するZoom機能、さらに地震波データの

グラフに対して、時間領域または周波数領域によるグラフへ相互に切り替えます。

[View]には、以下のメニューがあります。

Note
現在アクティブのグラフに対して使用できないメニューは非アクティブになっています。

 

Zoom Out All

Zoom機能でグラフを拡大した状態から元の状態に表示を戻します。グラフの一部分を拡大するには、その部分を

マウスの左ボタンでドラッグして選択します。マウスの右ボタンをクリックすることによっても表示を元に戻すことができます。

Time <-> Frequency

地震波データのグラフに対して、X軸を時間領域または周波数領域によるグラフへ相互に切り替えます。

周波数領域のグラフは、FFT(高速フーリエ変換)を使用して計算します。