
粘性/オイルダンパーのプロパティ定義ダイアログボックス
・粘性/オイルダンパー属性を新規で入力または追加する場合、追加をクリックします。
・すでに入力された粘性/オイルダンパー属性を修正する場合、属性リスト表で任意の属性を選択して、
修正をクリックした後、入力欄を修正します。
・すでに入力された粘性/オイルダンパー属性を削除する場合、属性リスト表で任意の属性を選択して、
削除をクリックします。

粘性/オイルダンパーのプロパティの追加/変形ダイアログボックス
境界グループ名
粘性/オイルダンパーの名称を入力します。
入力方法
粘性/オイルダンパーの入力方法を選択します。入力方法はユーザー入力とデータベースから読み込みに区分されます。
ユーザー入力:
[ダンパータイプ][ダッシュポットタイプ][ダッシュポット特性][バネ特性]を、ユーザーが直接設定を行います。
データベースから読み込み:
[ダンパータイプ][ダッシュポットタイプ][ダッシュポット特性][バネ特性]は、弊社製品共通のデータベースを参照することができます。
[種別]、[会社]、[製品]、[型番]を入力します。
種別
: 「制振」(制振用オイルダンパー)、「免震」(免震用オイルダンパー)から選択します。
会社・製品・型番
: 会社・製品・型番を入力します。
成分
ダンパー特性を反映する方向成分を入力します。Dx、Dy、Dz、Rx、Ry、Rzから選択します。
ダンパータイプ
ダンパータイプを、 「ダッシュポット単体」、「Kelvin(Voigt)型」、「Maxwell型」から選択します。
ダッシュポット単体
ダッシュポット単体の部材減衰マトリックスは、全体の減衰マトリックスに組み込まれます。
つまり、ダッシュポット単体ダンパーは振動方程式を解く際に考慮されます。

Kelvin(Voigt)型
Voigtモデルの部材減衰マトリックスと部材剛性マトリックスは、それぞれ、全体の減衰マトリックスと剛性マトリックスに組み込まれます。
つまり、Voigtモデルのダンパーは振動方程式を解く際に考慮されます。

Maxwell型


ダッシュポットタイプ
ダッシュポットタイプを、「線形弾性型」、「弾性バイリニア」から選択します。
「線形弾性型」 「弾性バイリニア」
[曲線型(指数関数型)]

入力タイプ
ダッシュポットタイプで「弾性バイリニア」と「曲線型(指数関数型)」を選択した場合、入力活性化になります。
弾性バイリニアの場合、「減衰低下率」、「減衰係数」から選択します。
曲線型(指数関数型)の場合、 、 から選択します。
ダッシュポット特性
ダンパータイプ/ダッシュポットタイプ/入力タイプの選択によって各パラメータが入力活性化/非活性化になります。
各パラメータは、ダイアログ右側の挿図を参考にして入力・確認できます。
線形段線形/弾性バイリニア
初期減衰係数(Ce):初期減衰係数を入力します。
リリーフ荷重(P1):リリーフ荷重を入力します。
リリーフ速度(V1=P1/Ce):リリーフ速度をを入力します。
2次減衰係数(C1):2次減衰係数を入力します。
減衰低減率(α1):減衰低減率を入力します。
曲線型
減衰力係数(Py):減衰力係数を入力します。
参照速度(Vy):参照速度を入力します。
減衰特性指数(α):減衰特性指数を入力します。
減衰係数(C):減衰係数を入力します。
初期減衰係数(Ce):初期減衰係数を入力します。
バネ特性(Kb)
ダンパータイプで「Kelvin(Voigt)型」や「Maxwell型」を選択した場合、入力活性化になります。
各パラメータは、ダイアログ右側の挿図を参考にして入力・確認できます。
粘性/オイルダンパーの適用範囲
カヤバシステムマシナリー(BDHシリーズ
, BDSシリーズ)
・ダンパーの最大速度応答の適用範囲は以下の通りです。
BDHシリーズ |
30タイプ |
30kine |
15タイプ |
15kine |
BDSシリーズ |
Bタイプ |
150kine |
Lタイプ |
125kine |
※BDHシリーズのタイプは型番末尾の2桁の数字で区分されます。
BDH1000120-B1-30
※BDSシリーズのタイプは型番の中間位置に示されるアルファベット(B/L)で区分されます。
BDS120500-L-U1 |