鉄筋コンクリート部材の断面設計または部材検定実行時に適用する設計規準と、耐震設計のための特別規定を
適用するかどうかの設定を行います。
リボンメニュー : 設計 > 設計パラメータ > RC > 設計規準
ツリーメニュー : メニュー タブ > 設計 > RC設計パラメータ > 設計規準
次のようなダイアログで入力します。
鉄筋コンクリート設計規準[デフォルト = AIJ-WSD99](Note 1 を参照)
耐震設計に対する特別規定の適用の可否を選択
モーメント再分配係数
梁部材に適用されるモーメント再分配係数を入力します。ここで入力する係数は全体梁部材に一括的に適用します。
地震区域によるせん断力割増係数を適用します。 (ACI318-89, 95, 99, 02, 05の場合にだけ適用)
強震モーメント骨組 : 強震地域のモーメント骨組
中震モーメント骨組 : 中震地域のモーメント骨組
弱震モーメント骨組 : 弱震地域のモーメント骨組
GB50010-02を選択した後耐震設計の特別規定を適用を指定した場合
耐震等級
特別等級-1 : 特1級 抗震等級
9度および1級骨組 : 9度とか1級骨組構造
等級-1 : 1級 抗震等級
等級-2 : 2級 抗震等級
等級-3 : 3級 抗震等級
等級-4 : 4級 抗震等級
スラブタイプ
スラブのコンクリート打設を方法を指定します。(GB50010-02の場合にだけ適用)
現場打設 : 現場打ち
プレキャスト : プレキャスト
GB50010-02を選択した後耐震設計の特別規定を適用を指定しない場合
建物の安全等級
部材の主要係数選択
等級 1(重要建築物) : 安全1等級(1.1)
等級 2(一晩建築物) : 安全2等級(1.0)
等級 3(低級建築物) : 安全3等級(0.9)
■ 耐震設計の特別規定を適用する場合
骨組みタイプの選択
普通モーメント骨組み:弱震地域のモーメント骨組みと普通モーメント骨組みで設計する際に適用し、KBC2009[0501~0516]の要求事項を満足する現場打設鉄筋コンクリートモーメント骨組みやプリキャストコンクリートモーメント骨組みに適用
中間モーメント骨組み:中震地域のモーメント骨組みと中間モーメント骨組みで設計する際に適用し、普通モーメント骨組み要求事項でKBC2009[0520.10]の要求事項を満足するモーメント骨組みに適用
特殊モーメント骨組み:強震地域のモーメント骨組みと特殊モーメント骨組みで設計する際に適用し、普通モーメント骨組み要求事項でKBC2009[0520.2~0520.5]の要求事項を満足する現場打設鉄筋コンクリートモーメント骨組みに適用
せん断壁タイプ
特殊RC構造壁
変位基盤設計法または応力基盤設計法で特殊鉄筋コンクリート構造壁に境界要素の必要有無を確認します。
境界要素法:特殊構造壁体境界要素の必要有無を確認するための設計方法の選択
・ c ≥ lw/[600(δu/hw)]:境界要素設計(変位基盤設計法), KBC2009[0520.6.6.2]
- 適用条件 : 壁断面が基礎から屋根最上端まで連続されて曲げモーメントと軸力に対して1箇所の危険断面を持つように設計された壁体に適用
- 境界要素生成条件 : c ≥ lw/[600(δu/hw)] 圧縮領域(δu/hw≥ 0.007)
- 壁体高さ方向の補強範囲 : 危険断面から鉛直方向で max[lw, Mu/4Vu]に設置
変位増幅係数 (Cd) :KBC2009<表 0306.6.1>地震力抵抗システムに対する設計係数参考
重要度係数 (Ie) :KBC2009<表 0306.4.1>耐震等級と重要度係数を参考
・ fc ≥0.2fck : 境界要素代替設計(応力基盤設計法), KBC 2009[0520.6.6.3]
- 適用条件 : 変位基盤設計法で設計しない場合に適用
- 境界要素生成条件 : 境界周り又は開口部縁端に 0.2fck以上の応力が発生する部分
- 壁体高さ方向の補強範囲 : σc<0.15fck の位置で境界要素を終わらせることができる
せん断設計
R*Vc(a1*SUM(Mpr)/L>max(Ve1,Ve2)/2):コンクリートせん断寄与度の除外規定、KBC2009[0520.3.4.2]
R:コンクリートせん断寄与度に対する比率入力(デフォルト=0)
Note
台湾ではR=0の場合、コンクリートの寄与度を低く評価する意見を反映して使用者が0~10 間の値を入力することができます。この機能は柱と梁部材に全て反映されます。
規準反映:規準に対するせん断力割増係数を反映します。つまり、手法 1('規準 21.3.1(3)節'の (ガ))では a1を 1で、手法 2('規準 21.3.1(3)節'の (ナ))ではa2を 2で設定して、二つ方法で算定したせん断力の中で小さい値を使用します。
方法 : せん断力割増係数適用方法を選択
'規準 21.3.1(3)節'で規定している設計せん断力算定方法を使用者が選択することができます。規準によると二つ方法の中でどれを使用しても良いし、基準から決めた値を従う場合は a1には1、 a2には 2を入力します。
Ve1を選択する場合 '規準 21.3.1(3)説'の (ガ)で規定された方法によって, Ve2を選択する場合 (ナ)で規定されている方法に従って設計せん断力が選定されます。
Max(Ve1, Ve2) : せん断力割増係数(a1, a2)を適用したせん断力の中で大きい値を設計せん断力で利用(Ve1, Ve2から計算した値の中で大きい値を設計せん断力で利用する。)
Min(Ve1, Ve2) : せん断力割増係数(a1, a2)を適用したせん断力の中で小さい値を設計せん断力で利用(Ve1, Ve2から計算した値の中で小さい値を設計せん断力で利用する。ただし、特別耐震詳細を適用したせん断力が解析による値より小さい場合は解析による値を線形せん断力で利用する。)
Ve1 : 設計せん断力算定方法(Ve1)から計算した値を両端部及び中央部の設計せん断力で利用する。ただし、特別耐震詳細を適用したせん断力が解析による値より小さい場合は解析による値を線形せん断力で利用する。)
Ve2 : '規準 21.3.1(3)節'の (ナ)に規定された設計せん断力算定方法
a1 : Ve1 計算時に使用するせんだん力割増係数
a2 : Ve2 計算時に使用するせんだん力割増係数
コンクリート設計基準の耐震特別規定をチェックする場合はa1, a2に 0(zero)が入力できない。
IS 13920:1993 地震区域 III, IV 又は Vを適用
耐震設計のための特別規定の適用可否を選択します。選択する場合はインド耐震設計基準(IS 13920:1993)を適用して自動設計及び強度検証を遂行します。
ねじり設計
台湾のコンクリート基準を適用する際にねじり設計可否を選択します。
選択する場合、台湾のコンクリート基準 <4.7>章を適用してねじり設計を遂行します。
ただし、他の設計基準を適用する際には表示できません。