Tresca基準は元々金属材料の降伏条件に使用するために開発されてきました。地盤分野では非排水挙動じ地盤材料の挙動を模写うるに多く用いられています。
このモデルでは破壊面に作用する静水圧の影響を考慮しないなど土質材料に適用させるにはいくつかの欠点があります。一つ目で、せん断強度が静水圧(拘束圧)に無関係であるという過程は一般的な土の挙動とは合わなく、二つ目でこの基準では圧縮と伸張で同じ破壊応力を現わすが、実験結果によると土は一般的に引っ張り強度を無視したり、圧縮強度が引っ張り強度よりはるかに大きな材料であります。
しかし、飽和土の非排水条件で全応力解析を行う際(このようなタイプの解析を FS 解析という)はTresca破壊基準を使用するとしても適切な結果が得られます。
実験結果によると非排水載荷時、飽和土のせん断強度は静水圧の応力成分に無関係であるため、Tresca破壊基準が使用できます。この場合、最大せん断応力の限界値は非排水せん断強度を現わすため、非排水三軸圧縮実験の結果から決定されなければなりません。
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