解析セット/参照ステップ/結果を指定した後、接点を選択して参照値を入力すると数式によって該当節点での変位、速度、加速度がデシベル(dB)に変換されます。


一般的に振動のレベルはg(加速度)や g2 の値を使いますが、汎用的にdB(デシベル)が多く使われます。これは、騒音や振動が発生した場合、人間が感じる物理量の範囲が非常に広範囲であるため、線形尺度で物理量を表示するには適切でないからです。
デシベル(dB)は物理量X と基準物理用Xref との比を常用対数関数を用いて表示します。
ここで、一般的に基準物理量は音圧の場合20μ Pa、加速度の場合、μ m/s2 (KS、 JIS)を使用します。20 μ Pa という音圧の基準は絶対的な意味というよりは “健康な成人青年の聞く事のできる最小音圧” などの主観的に表現される基準音圧です。
Decibel Reference Levels(ISO R 1683)
Quantity
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Definition
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Ref. level
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Amplitude
Rations
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Vibratory Acc. Level
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La = 20 log10 (a/a0) dB
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a0 = 10-6 m/s2
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Vibratory Vel. Level
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Lv = 20 log10 (v/v0) dB
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v0 = 10-9 m/s
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Vibratory Dis. level
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LF = 20 log10 (d/d0) dB
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d0 = 10-12 m
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