材料

 

 

部材の材質を入力します。

プログラムでは等方性の材質と直交異方性の材質の2種類を提供します。但し、直交異方性材質はユーザー定義でのみ

指定できます。ちなみに、材料非線形解析時に使用する材料は、塑性モデル(塑性材料参照)から指定します。

 

 

 

ボンメニュー : モデル > 材料&断面 > 材料 > 材料

リボンメニュー : 2次設計 > 材料 > コンクリート/鉄骨/SRC

ツリーメニュー : 2次設計タブ > 材料 > コンクリート/鉄骨/SRC

 

 

vmp.jpg

材料&断面(材料)ダイアログボックス

材料データの追加/修正/削除/複製/読み込み/番号並べ替えの方法

 

vmp53.jpg

材料データダイアログボックス

c.JPG一般

材料番号 : 材料番号

名称 : 材料の名前

c.JPG弾性データ

弾性材質データを入力します。

 

タイプ : '鉄骨'(鋼材)の場合

規格 : 選択ボックスから国別の規格を選択します。

なし : ユーザーが材料特性を直接入力する場合に選択します。

   国別の規格の種別から材料特性を入力して、部分的に入力値を修正することもできます。

Note

設計機能においても、そのまま適用されるので、ユーザーが定義した材料を使用して設計機能を

実行することができます。

Note

各国別の標準DB

 

DB : 各国別の規格に登録されている鋼材の種別を選択します。

 

タイプ : 'コンクリート'の場合

規格 : 選択ボックスから国別の規格を選択します。

なし : ユーザーが材料特性を直接入力する場合に選択します。

   国別の規格の種別から材料特性を入力して、部分的に入力値を修正することもできます。

Note

設計機能において、そのまま適用されるのでユーザーが定義した材料を使用して設計機能を

実行することができます。

Note

各国別の標準DB

DB : 各国別の規格に登録されている鋼材の種別を選択します。

 

タイプ : 'SRC'の場合

鉄骨とコンクリートの入力ウィンドウから、鋼材とコンクリートに対する材料特性を上記のタイプ= '鉄骨', 'コンクリート'と

同様に入力します。

 

タイプ : 'ユーザー定義'の場合

材料タイプが'鉄骨'`、'RC'または'SRC'でない場合、または材料特性をユーザーが直接入力する場合に使用します。

また、要素座標系を基準とした直交異方性材料の定義も可能です。

ただし、ユーザー定義材料に対しては設計機能を使用することはできません。

料のタイプ : 等方性及び異方性の材質を定義します。

等方性 : 等方性材質

直交異方性 : 異方性材質(タイプ='ユーザー定義'の場合のみ)

弾性係数 : 弾性係数(E)

ポアソン比 : ポアソン比(ν)

ポアソン比は、次のようなせん断弾性係数を計算するのに使用します。

線膨張係数 : 線膨張係数

線膨張係数は、熱応力解析で使用します。

摂氏 : 摂氏温度基準

華氏 : 華氏温度基準

せん断弾性係数 : せん断弾性係数(Local-xy、 Local-xz、 Local-yz)

せん断弾性係数 = E / (2 x (1+ν))

Note
要素のタイプが等方性の場合のせん断弾性係数は上記の式で自動計算されますが、直交異方性の

場合は使用者が入力したせん断弾性係数が使われる。

比重 : 単位体積あたりの重量

解析において自重と質量を計算するのに使用します。

質量密度 : 単位体積当たりの質量

Note
"質量密度"をチェックオンすれば、ユーザがDBで提示した重力加速度を利用して質量密度を計算して、
"チェックオフ"すればモデル>>解析モデルの基本設定で指定した重力加速度(g)を利用して質量密度を
計算する。この質量は積載荷重とは関係ないし、固有値解析時の質量だけで使われる。

塑性データ

塑性材料データの入力

塑性材料名 : 塑性材料で定義した塑性モデルを選択

熱伝導

熱伝導データ

比熱 : 比熱

熱伝導率 : 熱伝導率

c.JPG減衰比

構造部材の材料ごとに減衰比を設定

Note1

コンクリート、鉄骨の減衰比をそれぞれ設定して応答スペクトル解析/時刻歴応答解析の減衰で適用可能です。

- 応答スペクトル解析:エネルギー比例型の設定時に材質b\ごとの減衰比で設定

- 時刻歴応答解析:エネルギー比例型/質量&剛性比例型の設定時に材質b\ごとの減衰比で設定

Note2

材料ごとの減衰比のデフォルトは以下のようになります。

- 鉄骨:0.02(2%)

- コンクリート/SRC:0.05(5%)

- ユーザー定義:0.00(0%)