風荷重

 

 

各種規準による風荷重の自動入力機能は、一般建物のように各層の区分が明らかで、剛床仮定が成立する構造物に適用し、

その入力手順は次の通りです。

入力手順

 

風荷重の計算に必要なデータの入力がすべて完了すれば、"層"の機能で生成した層データと連係して各層ごとの風荷重を

自動計算します。自動計算された風荷重は wind_load_profile.gifボタンをクリックして確認することができます。

 

 

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図1. 風荷重の入力例

1) 風荷重の受圧面積の算定方法

 

2) 風上壁の外圧係数

上部の受圧面に対する外圧係数はL/B2の比率で算定され、下部の受圧面に対する外圧係数はL/B1の比率で算定されます。

 

3) 設計速度圧

風上壁の設計速度圧は高さ方向に抛物線形態に分布しますが、 プログラムでは上・下部受圧面の設計速度圧を各層の

高さでの設計速度圧として適用しますので、図2のような階段型の分布となります。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 静的荷重 > 水平荷重 > 風荷重

リボンメニュー : 2次設計 > 静的荷重 > 水平荷重 > 風荷重

ツリーメニュー : メニュー タブ > 静的荷重 > 風荷重

リーメニュー : 2次設計タブ > 水平荷重 > 風荷重

 

 

 

vll.jpg

 

"風荷重"機能を呼び出せば、風荷重を定義するダイアログがアクティブになります。Wind_Load-2(JP2004)_V691.bmpをクリックすると、

次の図のようなダイアログが表示されます。

 

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風設計規準の追加/変更ダイアログボックス(日本、建築物荷重指針・同解説、2000、日本建築学会)

 

vll2.jpg

風設計規準の追加/変更ダイアログボックス(日本、建築物荷重指針・同解説、2004、日本建築学会)

c.jpg荷重ケース名

風荷重を適用する荷重ケースを選択します。荷重ケースを新規に入力したり、修正する場合には、右側のpointpointpointpoint.gifボタンをクリックします。

c.jpg風設計規準

風荷重の計算に適用する基準を選択します。

c.jpg解説

簡単な説明を入力する項目です。

c.jpg風荷重パラメータ

風荷重の自動計算に適用するパラメータを入力します。

Japan (2004)

Japan (2000)

Japan (1987)

IBC 2012

IBC 2009

IBC 2000(ASCE7-98)

UBC (1997)

ANSI (1982)

NBC (1995)

Eurocode-1(2005)

Eurocode-1(1992)

BS6399(1997)

China (GB50009-2001)

China (GB50009-2012)

KBC(2009)

Korean(Arch.2000)

Korean(Arch.1992)

IS875(1987)

Taiwan(2002)

NSR-10

c.jpg風荷重の方向係数

風荷重を適用する方向と大きさを入力します。

全体座標系のX軸方向の係数 : 全体座標系のX方向に適用する増減係数

全体座標系のY軸方向の係数 : 全体座標系のY方向に適用する増減係数

Z-回転 : グロバル座標系Z軸に対する回転(ねじり)に適用する増減係数

Note
日本風荷重基準(2004)入力時にアクティブ化されます。

c.jpg追加風荷重

自動計算で入力することができなかった風荷重を追加で入力します。

add.gif  ボタンをクリックして、風荷重を追加で適用する層と各方向別の風荷重の値を入力します。

wind_load_profile.gif : 自動計算された風荷重を適用方向と成分によって、スプレッドシート形式のテーブルとグラフを

画面に表示します。

方向成分 : グラフで表示する風荷重の作用方向を指定します。

出力項目 : グラフで表示する項目を選択します。

層荷重 : 各層の風荷重

層せん断力 : 層せん断力

転倒モーメント : 転倒モーメント

make_wind_load_cal_sheet.gif : 風荷重の計算過程を整理したスプレッドシート形式のテキストをファイルに出力し、

テキストエディタが自動起動されます。

apply.gif : 自動計算された風荷重をモデルに適用します。

Note
風荷重の算定に関する詳細はそれぞれの規準を参照して下さい。