重複のチェック

 

概要

  •  同一な位置に重複された形状をチェックします。

 

手法

 

[表示ジオメトリのみ]

画面上に存在する形状に対して公差距離内に入る重複チェックを行います。対象の表示/非表示には関係なくチェックが行われます。

 

[重複ポイントのチェック]

重複して存在するポイントをチェックします。独立的に存在するポイントのみに対して重複ポイントは黄色い円で表示されます。[サブポイントを含む]にチェックを入れると、下位形状で存在するポイント(例:直六面体の頂点)についても重複形状をチェックします。

 

[重複エッジ/ワイヤーのチェック]

重複して存在するエッジやワイヤーをチェックします。独立的に存在するエッジやワイヤーのみをチェックし、重複したエッジやワイヤーは緑色の線で表示されます。[サブエッジを含む]にチェックを入れると、下位形状で存在するエッジ(例:四角形の角)についても重複をチェックします。

 

[重複したフェイスを確認]

重複して存在するフェイスをチェックします。独立的に存在するフェイスのみに対してチェックし、重複したフェイスは緑色のエッジで囲まれたオレンジ色のフェイスで表示されます。[サブフェイスを含む]にチェックを入れると、下位形状で存在するフェイス(例:六面体の一フェイス)についても重複をチェックします。

[境界形状の精密検査]オプションを使用する場合、完全に同一なフェイスのみに対して重複がチェックされます。同一フェイスはフェイスを外部の境界に存在するポイントの個数、ポイントの座標、そしてエッジの方向が同一なフェイスを意味します。

 

[重複形状の削除]

独立的な形状が重複されている場合、一つだけ残して他の重複された形状を全て削除して重複されないようにします。ただし、下位形状は削除しません。

 

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3次元ジオメトリを作成した後には共有面を確認する作業が必要となります。共有されていないソリッドでメッシュを生成すると、フリーフェイスが存在するようになり、この場合に解析を行うと正確な解析結果が得られ難くなります。したがってこのような共有面をチェックシェープ > 重複形状のチェックを通して確認することができます。ソリッドの共有面を確認するためにソリッドの表示モードを線形上で選択されると、内部領域についても簡単にオブジェクト情報を確認することができます。

互いに触れ合っている形状同士の共有面が正常的に見られない場合にはブーリアン > ソリッド操作を通して共有面を作成することができます。