パラメータ(1D)

 

概要

  • 1D要素のプロパティ、次数、座標系を変更したり、オフセット及び梁要素端部の拘束条件(固定、ピン、ローラ等)を追加することができます。追加および変更可能な項目は以下の通りです。

 

手法

 

 

[変更:プロパティ]

1D要素作成時、割り当てられたプロパティを変更します。変更する1D要素を選択して変更されるプロパティを指定します。

 

[変更:要素次数]

 

 

1D要素間の節点を追加したり、削除して二次要素または一次要素で変更することができます。また、二次要素のときに中間節点の一を要素始点と終点の中心に変更したり、任意追加された中間節点がジオメトリにも作成されるようにもできます。または1D高次要素について中間節点を基準に要素を分割して2つの一次要素に分けることもできます。

 

[変更:座標系]

 

 

構造要素の場合、解析結果は要素座標系基準で出力されます。したがって構造要素の座標系を確認してこれを一方向で統一させてあげることが重要です。要素のx軸方向を転換したり、要素のy軸方向を指定して構造要素の強軸と弱軸方向を一致させます。その他、隣接した2D要素と方向を一致させることもできます。

 

方向(要素Z-軸) 

 

1D要素の断面特性で方向を一定に統一させたり、強軸方向と弱軸方向を設定する際に使用されます。要素座標系を確認して要素のZ軸方向を調整してβ角を基準に設定できます。

  • 参照節点 : 1D要素の断面方向の基準節点を選択します。選択した節点を基準に要素のZ座標方向を設定します。

  • 参照ベクトル(GCS) : 全体座標系(GCS)方向、或いは直接入力したベクトル方向で選択した要素のZ座標方向を設定します。

  • β角 : 0、90、180の中で選択できて選択したβ角だけ要素X軸を基準に回転させます。

 

              

<β角:0>                                             <β角:90>                                      <β角:180>

 

[追加 : オフセット(梁/トラス)]

 

 

構造要素の断面特性(形状)を考慮してオフセットが定義できます。プロパティ定義の際に断面形状の範囲内でオフセットが設定できてオフセット追加機能で断面形状の範囲外でオフセットを指定することもできます。オフセットは構造要素を作成するためのジオメトリ(エッジ)の一と断面で荷重が作用して結果が計算される基準軸間の偏心距離に該当します。主に、構造部材間の連結部位、或いは二つの構造部材が触れ合っている場合の組合せ断面を詳細に表現するために適用します。

 

オフセット計算の基準座標を設定して均一或いは非均一オフセット入力を通して各軸方向へオフセットを設定します。

 

[追加:端部リリース]

 

1D要素の両端にそれぞれ拘束条件を設定することができます。主に、ピン、ローラ等のような構造要素間の連結条件を設定する際に適用します。