生成
地盤や構造物の材料を追加します。以下のように4つの材料タイプの中から選択することができ、各材料タイプ別に追加するモデルの種類を設定します。

各材料のタイプ別に提供するモデルの種類は以下のようになります。モデルの種類によって地盤や構造物の材料プロパティと材料の挙動プロパティが定義されています。
ここで平面ひずみ、ソリッドなど地盤をモデル化するための要素にも影響及び透水プロパティが考慮されない構造材料の割り当てが可能です。
タイプ |
モデル種類 |
地盤材料
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構造材料
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材料挙動プロパティ
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O
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O
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線形弾性
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O
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O
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弾塑性 |
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O
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O
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弾塑性 |
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O
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O
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弾塑性 |
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O
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O
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弾塑性 |
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O
|
O
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弾塑性 |
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O
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X
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弾塑性 |
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O
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X
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弾塑性 |
修正
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O
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X
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弾塑性 |
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O
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X
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非線形弾性 |
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O
|
X
|
非線形弾性 |
修正
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O
|
O
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弾塑性 |
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O
|
O
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弾塑性 |
直交異方性
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O
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O
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線形弾性
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O
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O
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弾塑性 |
2D等価線形
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O
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O
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(等価) 線形弾性 |
ジョイント/杭
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X
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O
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弾塑性 |
|
X
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O
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弾塑性 |
シェルジョイントのユーザー提供モデル
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X
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O
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弾塑性 |
|
X
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O
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非線形弾性 |

[等方性] : 等方性材料は任意の方向に対して同一な性質を持つ材料で殆どの線形弾性/非線形弾性/弾塑性などの材料挙動プロパティを定義する時に使用されます。
[(直交)異方性] : 自然地盤は一般的に層になってかつ傾いていて各直交方向へ異なる剛性値を持つ事ができます。または、Jointed Rockのように方向に従って互いに異なる材料物性を持ち、一つの方向と他の方向で特定の条件に拘束されて異なる挙動をする材料を定義する際に使用されます。
[2D等価線形] : 2D等価線形解析専用モデルです。材料の非線形性と非弾性挙動を考慮する為に等価の線形化手法を適用して収束した剛性及び減衰比を利用します。
[ジョイント/杭] : 構造物と地盤の間の相対挙動(界面挙動)を模写する際に適用します。
[修正/コピー/削除]
追加する材料のパラメータを修正したり、特定のパラメータのみを変更しながら各材料を追加する際にコピー機能が活用出来ます。
[読み込み/エクセル読み込み/エクセル出力]
材料/プロパティを保存された他のモデルファイルから材料プロパティをそのまま読み込むことができます。既存のプロジェクトと同一な条件で解析を行う時に有用です。材料プロパティを読み込むファイルを選択すると下のように該当ファイルに保存されたすべての材料リストが出力されてこの中で読み込む材料を選択することができます。

この他入力された材料プロパティをエクセルファイルで出力したり読み込むことで良く使われる材料DBを構成できます。
[リナンバー]
材料別登録IDを修正します。追加/削除を繰り返す場合、登録IDは最近追加された番号+1で自動設定されるのでこれを整列する際に使用できます。
各材料モデル別入力パラメータ及び挙動プロパティは以下のようであり、有限要素正式化または降伏形状に対する理解のために必ず解析マニュアルCh.4を参考にして下さい。
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