荷重を質量に変換

 

概要

  • 応答スペクトル、時刻歴解析などの動的解析を実行する際に、予め定義された静(的)荷重を質量に置換して解析に反映することができます。

 

手法

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 - 静的荷重 (集中荷重、梁荷重、圧力荷重) - 質量の自動変換

 

 

[質量方向(全体座標系)]

置換する質量を考慮する芳香成分を指定します。地震効果を考慮した解析(応答スペクトル解析、地震データを利用した時刻歴解析)を実行する場合には横方向の挙動に与える影響が主に考慮されるために垂直方向の質量成分は無視したX、Yで選択するのが一般的です。しかし、杭打ち及び床振動解析のような場合には重力方向が振動モードの主モードを形成するために方向はZを選択します。このように質量を考慮する方向を解析タイプと目的に合うように設定します。

 

[変換用静的荷重]

質量に置換するための静荷重セットを選択し、選択された静荷重セットで力、梁荷重、圧力情報を選択してちかんします。荷重を質量に置換する際にかけられる増減係数でスケール係数が考慮でき、質量で置換する際に適用される重力加速度値を定義します。