属性変更

 

概要

  • 施工ステージによって変わる要素に属性情報を新しく割り当てたり、既存の属性情報を代替します。施工ステージで構成する解析(静的/斜面解析、浸透流/圧密解析)で使用可能です。

 

手法

一般

 

属性を定義する要素を選択して変更される要素属性を指定します。

施工ステージ

 

施工ステージで指定されている場合、要素の属性を一括に変更します。

例えば、3次元モデルで吹き付けコンクリートの物性が軟性 -> 硬化段階になるのをステージ別に適用しようとします。

 

メッシュセットが予めshotcrete 001 ~ shotcrete 010に指定されている時、属性変更 > 一般を通してはそれぞれに関して別途で要素属性が変更される境界条件を指定する必要があります。反面、属性変更 > 施工ステージの場合、対象をshotcrete 001 ~ shotcrete 010に選択すると一度のクリックで10個の境界条件セットが作成できます。

 

境界条件セット名は[選択されたメッシュセットのサブ名の変更]、[固定接頭語]、[追加接頭語]を設定し、作成されるメッシュセット名を一括に変更できます。何も入力しなかった場合、メッシュセットと同一な名称で境界条件セットが作成されます。

 

[選択されたメッシュセットのサブ名の変更] : 選択されたメッシュセットの後の添え字のみ他の添え字に替えた名称で境界条件セットを作成

[固定接頭語] : 選択されたメッシュセットの名称の代わりに他の前の添え字を追加して境界条件セットを作成

[追加接頭語] : 選択されたメッシュセットの名称に前の添え字を追加して境界条件セットを作成

 

境界条件セット

 

設定した拘束条件を望む境界条件セットに登録します。この際、ユーザーが望む境界条件セットの名称が指定できます。

[属性変更]は施工ステージによって要素の属性が変わった場合、使用できます。もしステージ1でAという属性を持つ地盤がステージ2でBという属性を持つ物性に変更され、ステージ3では再びCという属性に変更される場合には以下のような二つの境界条件を作成します。

境界条件1 : A -> B

境界条件2 : A -> C

 

施工ステージの定義でステージ2では境界条件1をアクティブ化させてステージ3では境界条件2をアクティブ化させて境界条件1は非アクティブ化させます。

結果的にA->B->Cに変更される要素の属性が定義できます。