特定支点の時間当たり発生する流出/流入量を単位面積に対して入力します。[線流量]または[フェイス流量]の形式で定義できます。一般的に2D モデルでは[エッジ流量]で入力し、3D モデルでは[フェイス流量]で入力します。
面流量を定義する際、エッジまたはフェイスの幾何形状の上に入力することもでき、直接該当の要素辺を選択して入力することもできます。
降雨などによって発生する流入を定義する場合(+)値で入力し、掘削またはpumping などによる流出を定義する場合(-)値で入力します。
時間によって流量が変わる非定常解析を実行する場合には[関数]で定義できます。
関数使用時に入力された値と関数値がかけられて解析に反映されます。.
定義された関数は関数>浸透境界関数の下位に登録され、マウス右クリック>編集ボタンを使ってテーブル形式で編集が可能です。

Q > Ksat の場合、全水頭 = 位置水頭
降雨解析の為の流量-水頭変換境界条件です。
例えば、地表面に降雨強度を入力する場合、地表面の境界条件に面流量を使って定義できます。
これは地表面に降雨強度ほどの流入量を強制的に与えることです。土層の地表面で降雨を吸収できる能力が降雨強度より小さい場合には降雨量の中、土層が吸収出来る能力値ほどのみ地表面を通じて吸収され、残りの降雨量は地表面に沿って流れます。
降雨強度が地表面が降雨を吸収できる能力値より大きい場合、地表面の境界は降雨が発生する間、飽和された状態で推移があるのと同じ現状を見せるので降雨強度が入力される領域を水位線に変更する必要があります。
[Q > Ksat の場合、全水頭 = 位置水頭]のオプションを使って、面に作用する降雨強度値が地表面が吸収できる流入能力(入力された初期透水係数)より大きい場合のみ、地表面の境界を既存の降雨強度の流入条件で自動的に水位条件に変更して解析を行います。
境界条件セット
設定した拘束条件を望む境界条件セットに登録します。この際、ユーザーが望む境界条件セットの名称が指定できます。
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