解析タイプ

 

圧密解析

圧密解析は瞬間的に非排水挙動をする間隙数が外的抵抗をする場合、過剰間隙水圧が発生し、その過剰間隙水圧が時間と共に消散される過程を計算する解析方法です。

浸透係数が小さな地盤内の間隙数は瞬間的に非排水条件と同様な挙動をします。そのため、荷重状態の変化によって過剰間隙水圧の発生を通じて圧縮荷重の多くを負えることになります。しかし、時間が経つに連れて浸透現象によって過剰間隙水圧は再分配されて、特に排水境界がある場合、過剰間隙水圧は時間に伴って減少します。これによって過剰間隙水圧が負える部分は徐々に土の骨格が抵抗することに転換され土の骨格に漸進的に変形を起こします。これによって骨格に存在する応力の有効応力が増加するようになります。

圧密解析では一般的に経過時間によって過剰間隙水圧は減少し、有効応力は増加するメカニズムが発生します。そして時間に伴う有効応力の増加は土の骨格部のひずみを誘導し、このようなひずみは重力方向に累積されて全体的に時間経過によって重力方向に進化される挙動をみせます。

このような時間によるひずみの増加は構造物の基礎部に沈下を発生させ、構造物の基礎部に発生する不等沈下等の影響は構造物の安定性に大きく影響を与える要因となります。

 

<圧密要素の境界条件>