温度(温度勾配)

 

概要

  • 熱応力解析のために梁要素または板要素の上部及び下部の温度差(Temperature Difference)が定義できます。温度勾配の荷重解析は曲げ剛性が考慮出来る梁要素と板要素に対してのみ実行可能で、梁要素の場合には要素座標系を基準にy軸とz軸の最外郭部に対する温度差と距離を入力して板要素の場合には板の上面と下面の温度差と板の太さを入力することで温度勾配荷重が考慮できるようになります。

 

手法

 

梁(シェル)要素を選択します。要素を直接選択したり該当要素を作成する際に使用されたエッジ、またはフェイスが選択出来ます。形状を選択する場合、形状に含まれる全ての要素節点に荷重が入力されます。梁要素の場合、要素座標系基準でz、y軸方向の温度差と距離が入力でき、"断面使用"オプションにチェックを入れた場合、要素に割り当てられた構造の断面情報をそのまま使用するようになります。板要素の場合、厚さ方向に温度差を入力し、板要素の厚さをそのまま使用したり、距離を直接入力することができます。