About FEA NX |
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FEA NXは地盤及び地盤/構造物の相互挙動に対する詳細解析の為に開発されたプログラムであり、有限要素解析法(Finite Element Method)に基づいています。基本的に掘削、盛土、構造物の配置、荷重載荷など設計及び施工に直接的な影響を与える条件に対する段階別解析を行う事ができて荷重の種類(静的荷重、動的荷重)、実際の現状を模写するための多様な解析条件(地盤特性、水位等)及び解析法をサポートします。
線形/非線形静的解析、線形/非線形動的解析、浸透及び圧密解析、斜面安定解析、施工ステップ解析など地盤の非線形挙動が模写できる解析法だけでなく、浸透-応力連係、応力-斜面連係、浸透-斜面連係、非線形動解析-斜面連係などの多様な連携解析を通して現場で発生し得るすべての場合に対する解析設定および結果分析が可能です。
FEA NXのワークウィンドウはモデル化作業と解析プロセスに必要なすべての機能を簡単に呼び出し、一般の設計エンジニアや初心者も直観的に実務解析が可能となるような作業環境を提供します。 64bitのOSを完璧に支援する次世代フラットフォーム基盤に新規のグラフィックエンジンを搭載することで形状演算及び要素作成など最上のモデル化性能を提供し、64bit統合ソルバを通して大規模なモデルほど解析時間の画期的な短縮が経験できます。
- 新規FrameWorks紹介 本マニュアルではこのようなFEA NXの効果的な運用のために各メニュー機能に関する詳細な使用法や入力項目に対する説明で構成されています。 各機能は形状のモデル化からメッシュ作成までモデル化プロセスや解析法別境界条件および荷重条件設定などの解析設定、各解析法別解析実行及び結果分析/出力過程順にまとめており、機能を適用する際に役に立てる多様なTipで構成されています。 機能説明およびTipはプログラム実行時にOnline manual(F1キー)を通しても確認できます。
各 Chapter別構成は以下のようになります。
Chapter 1. はじめに プログラムの概要及びマニュアル内容の構成
Chapter 2. 一般事項 プログラム開始のための基本メニューや様々なツールについて説明しています。ビュー/選択/モデルガイド等、プログラムの運用に必要な必須ツールと作業ウィンドウ設定の為のツールバーに関する詳細説明が含まれています。メインメニューや機能に関する学習の前に全体モデル化及び解析結果を確認する際に必要となる必須機能の熟知が必要となります。
Chapter 3. ジオメトリ モデル化のファストステップとしてジオメトリ(ライン、サーフェス、ソリッド)を作成・修正する全ての機能について説明しています。CAD基盤の作業環境でジオメトリを直接作成したり、他のプログラムと連動したジオメトリを修正/編集して解析領域を完成する為の演算機能に関する説明も含まれます。その他にも、形状エラーを探索して自動的に修正する機能もあります。
Chapter 4. メッシュ 作成されたジオメトリをベースとして要素を作成し、編集する機能について説明しています。さらに、要素に割り当てられた特性(地盤/構造)について材料の種類ごとに解析に影響を及ぼす挙動特性と各材料のパラメータに対する詳細な説明が含まれています。解析実行前のモデル化で最も重要なステップで、要素作成の際に注意すべき事項、要素品質及び地盤/構造の材料特性に関する点は必ず熟知しなければなりません。地盤や構造材料の特徴及び詳細挙動特性は解析マニュアルの材料の部分を参考することが出来ます。
Chapter 5. 解析条件 モデル化の最終段階で境界条件や荷重条件設定のための機能を説明しています。また、ステージ別解析のための施工ステージ設定機能も含んでいます。解析分野における境界条件および荷重の設定は正しい結果分析のための最も大事な部分です。更に、解析しようとする領域の正確なシミュレーションの為に各境界条件や荷重条件の意味を正確に熟知しなければなりません。
Chapter 6. 解析 最終的に完成されたモデルに対して解析法を選択して各解析法別に重要オプションを設定する部分です。解析条件と共に解析法別のオプションも結果に大きな影響を与えます。各解析法についての説明と解析オプションの役割及び結果に影響を及ぼす範囲について詳細に記述されています。各解析法に対する詳細アルゴリズムについては解析マニュアルのアルゴリズム編が参照できます。
Chapter 7. 結果分析およびツール 解析実行だけでなく解析された結果を分析し整理する過程も重要です。解析結果を効率的に確認して設計に適用するための過程が詳細に説明されています。 |