フェイス

 

概要

  • 選択された複数のエッジが閉じられているとき、これをアウトラインに使用する平面を作成します。

 

手法

 

 

 

フェイス

 

 

 

作成しようとするフェイスのアウトラインを成すエッジを選択してフェイスを作成します。選択したエッジの個数の制限はないが、閉じられた領域を構成することのできる重複のないアウトラインを選択すると、通常の平面を作成することができます。

 

[許容誤差]

選択したエッジが互いに完全につながっていることを判断する許容誤差基準を意味します。例えば、エッジとエッジが2.0e-006ほどの距離で離れている場合、エッジとエッジ間の距離が0ではないが、誤差の0.0001 (エッジとエッジ間の距離よりも大きい値)を入力すると、両方のエッジが繋がっているということと見なします。

 

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輪郭線で構成される領域の内部に更なる輪郭線がある場合にも外部の輪郭線と内部の輪郭線をすべて考慮した平面を作成することができます。ただし、外部の輪郭線と内部の輪郭線が同一の平面上に存在しない場合、外部の輪郭線で構成された面上に内部の輪郭線で構成された面が投影された平面が作成されます。

 

コーンフェイス

 

 

2つまたは4つのエッジを輪郭線として使って3次元の曲面を作成します。

4つのエッジを選択した場合、選択した輪郭線が閉じられた領域を構成することができれば、通常の曲面が作成できるようになります。

2つのエッジを選択した場合、選択した2つの輪郭線を最短の距離で繋ぐ平面または曲面を作成します。

2つのエッジを使ってコーンフェイスを作成する場合、2つのエッジを直線で繋ぐフェイスを作ります。この際、各エッジの始点と始点、終点と終点を繋いでフェイスを作成するのでエッジの方向が一致しない場合、ねじれた平面が作成されます。このような場合、反対方向のオプションを適用して各エッジの始点と終点を繋げることで通常のフェイスを作成する事ができます。

 

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コーンフェイスはフェイスの作成スピードが速く、誤差も小さい理想的な曲面です。しかし、4以上の輪郭線を使ったとき、フェイスが作成できないという不便があります。4つ以上の輪郭線を使用してフェイスを作成する場合、併合エッジ機能を使用して境界エッジを4つ以下となるように合わせた後、コーンフェイスを使用する事も出来ます。

エッジを選択してプレビューボタンを押したとき、形状のシェーディングがされなければフェイスの作成を中止します。シェーディングされないフェイスはフェイスの構成式に問題が生じたフェイスで、以降のモデル化操作に支障を与える場合があります。このような場合にはエッジを再作成し併合するなどのエッジの修正操作を行った後、改めてコーンフェイスを使用することが望ましいです。他の適切な解決手法がなければ非正常的なフェイスを作った後、修正ツールバーの形状修正機能を使用して形状を必ず修正した後、モデル化を進めた方が安全です。

グリッドフェイス

 

全体座標のXY平面上に仮想のグリッドを設定し、各グリッドの支点ごとに高さ情報を入力し複雑な形状の曲面を作成します。

M(X方向個数)、 N(Y方向個数)はそれぞれ軸方向のグリッド線の個数を意味します。

原点X、原点Yはグリッドの支点のX、 Y座標であり、LX、 LYは平面のX、 Y方向の長さを意味します。

高さの値はテーブルに直接入力することも可能であり、テキストファイルから読み込むこともできます。

 

ポイント

 

 

 

選択したポイントを全て含む空間上の曲面を作成します。

画面上にポイントを選択することや、テーブル形式で直接座標を入力することもできます。

テーブル形式で座標を入力する場合、[ポイント作成]がアクティブ化され、これにチェックを入れると、入力したポイントが作成されます。チェックしなければフェイスのみが作成されます。[コンパウンドポイント作成]にチェックを入れ、ポイントを作成する場合、ポイントを一つのコンパウンドで結んだ状態で作成されます。

 

ジオメトリセット

 

作成されたフェイスを望むジオメトリセットに登録します。これにより、ユーザーは必要に応じてジオメトリセットの名称を指定することができます。