概要

  • シェルまたはソリッドタイプのボックスを作成します。

 

手法

 

 

 

原点(OP)と角度(A1A2A3)を入力して球の形状を作成します。

 

原点座標(OP)

 

球の中心点の座標を意味します。直接、ワークウィンドウのワークプレインまたはジオメトリをクリックして中心点を指定することもできます。この際、ワークプレインは2次元であるため、y軸の値は入力されません。

 

角度(A1A2、 A3)

 

球を作成するために入力する角度で

A1: 球の垂直面の回転角度

A2: 球の垂直面が始まる角度(0<A2≤90)

A3: 球の垂直面が終わる角度(-90≤A3≤0)

を意味します。

 

ソリッド

 

このオプションをチェックした場合、体積を持つソリッドタイプの球を作成します。チェックしていない場合にはシェルタイプの球を作成します。

 

• GCS

全体座標系を基準とした原点座標が入力されます。この際、原点座標は3次元空間座標を入力します。

• WCS

ワークプレーン座標系を基準とした原点座標が入力されます。この際、原点座標はワークプレインの2次元絶対座標を入力します。

 

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GCS(全体座標系)とWCS(ワークプレーン座標系)は一般事項-モデル作成ガイドツールバーセクションをご参考ください。

 

 

ジオメトリセット

 

作成された球を望むジオメトリセットに登録します。これにより、ユーザーは必要に応じてジオメトリセットの名称を指定することができます。

 

IMG_C_ICON_NOTE_01.png

球にソリッドメッシュや2Dメッシュを作成する場合、球の上と下でメッシュが集まる形状が観察されますが、これは極点によって発生する現象です。極点とは球のような回転体で回転軸付近で生じるポイントでこのようなメッシュの偏りをもたらします。

球でない一般的なモデル化過程の中で曲面に極点が生じ、メッシュの偏り現象が現れる場合もあります。

このような現象は解析結果に良くない影響を与える可能性があります。極点によって引き起こされるこのような現象はジオメトリでは解決できず、メッシュ作成後の節点移動や節点併合などの機能を使用し、修正することが望ましいです。