ソリッド

 

概要

  • 選択したジオメトリの交差演算を実行します。

 

手法

 

 

 

 

 

和集合演算を実行して選択したジオメトリを一つに結合します。主にソリッドとソリッドに対して適用することになり、両方の形状を合わせる過程で、各形状の外郭境界線はそのまま残ります。

ただし、[フェイスマージ]オプションがチェックされると、選択された対象の形状を一つのフェイスで定義できるよう、輪郭線を自動的に除去します。

 

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一般的な状況の下で交差演算の和機能はソリッドに対して適用するようになります。しかし、次のようないくつかの特殊なケースについても交差演算もエラーなく処理することができます。

  • ライン(エッジ、ワイヤー)とライン(エッジ、ワイヤー)の和集合 : 交点で全ての線が切られて一つのワイヤーになります。線と線が互いに離れられている場合にはコンパウンドになります。

  • フェイス(フェイス、シェル)とフェイス(フェイス、シェル)の和集合 : ジオメトリ>サーフェス>和と同様な機能をします。

  

差集合演算を実行してターゲットの形状からツール形状と重なる部分を削除します。主にソリッドとソリッドに対して使用します。

 

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一般的な状況の下で交差演算の差機能はソリッドに対して適用するようになります。しかし、次のようないくつかの特殊なケースについても交差演算もエラーなく処理することができます。

  • マスターカーブ(エッジ、ワイヤー)をツールシェープ(フェイス、シェル)を使用して差集合 : エッジが形状と交差する部分で分割されてワイヤーになります。

  • マスターシェープ(フェイス、シェル)をツールシェープ(フェイス、シェル)を使用して差集合 : 形状が互いに交わる部分がマスターシェープから除去されます。

  • マスターシェープ(フェイス、シェル)をツールシェープ(ソリッド)を使用して差集合 : 形状でソリッドと交差する部分が除去されます。

 積

 

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積集合演算を実行してターゲットの形状からツール形状と重なる部分を除いたのこりの部分を削除します。主にソリッドとソリッドに対して使用します。

もし二つのフェイスに対して交差演算を適用すると、不適切な形状が生成されることがあります。

 

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一般的な状況の下で交差演算の積機能はソリッドに対して適用するようになります。しかし、次のようないくつかの特殊なケースについても交差演算もエラーなく処理することができます。

  • カーブ(エッジ、ワイヤー)とシェープ(フェイス、シェル)間の交集合(どちらをマスターに指定しても結果は同様です。) : エッジが形状と交差する部分のみがワイヤーで残ります。

  • シェープ(フェイス、シェル)とシェープ(フェイス、シェル) 間の交集合(どちらをマスターに指定しても結果は同様です。) : 形状が互いに交わる部分のみがシェルで残ります。

  • シェープ(フェイス、シェル)とツールシェープ(ソリッド) 間の交集合(どちらをマスターに指定しても結果は同様です。) : 形状とソリッドが交差する部分がシェルで残ります。

 

 埋め込み

 

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対象の形状にツール形状を埋め込みます。主な対象の形状内に材質の異なる形状が存在する場合をモデル化する際に使用する機能です。

対象の形状とツール形状に対して先に積集合演算を行った後、その結果物を対象の形状の内部に埋め込みます。

 

対象の形状にツール形状を埋め込みます。主な対象の形状内に材質の異なる形状が存在する場合をモデル化する際に使用する機能です。

対象の形状とツール形状に対して先に積集合演算を行った後、その結果物を対象の形状の内部に埋め込みます。

 

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1.頂点(Point)と複合物(Compound)について上記のコマンドを使用している場合に間違った形状が生成される場合がありますので使用しないことをお勧めします。

2.和集合、差集合、および積集合演算は形状の誤差の影響を多く受けます。形状の誤差は形状が隣接形状と交差するかどうか判断する基準として複雑なモデル化プロセスを試みると誤差が少しずつ累積され、操作が円滑に行われなくなることがあります。

したがって和集合、差集合、および積集合演算が正確に行われない場合は交差演算の縫合機能などを使用して形状の誤差を補正した後、再処理を実行することをお勧めします。