サーフェス

 

概要

  • 複数のフェイスを任意のカーブやフェイスを使用して分割します。

 

手法

 

カーブで分割

 

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分割の対象となるサーフェス(シェル、フェイス)を選択し、分割のための分割カーブを選択します。この時、複数のエッジからなる形状を使用して対象サーフェスを分割しようとする場合にはツールエッジで複数のエッジを選択するのではなく、エッジのマージを通してエッジをひとつのエッジに結んで選択します。

ツールエッジが対象フェイスと同じ平面に存在しない場合、ツールエッジを対象フェイスとして投影し、分割することになるが、この時、投影方向を指定しなければならない。以下のような4つの方式で方向を指定することができます。

 

[方向の選択] : ツールエッジを投影する方向ベクトルを直接指定します。この時、データム軸、データムプレイン、フェイス、そしてエッジを選択することができます。

[2ポイントベクトル] : 始点と終点の座標を入力して投影の基準軸で使用される方向ベクトルを指定します。直接ワークウィンドウをクリックして始点と終点を指定することもできます。

[カーブ上のポイント] : ツールエッジの任意の支点でターゲットサーフェスでの最短距離方向に投影します。ツールエッジ上の任意のポイントはツールエッジの始点から終点までの距離を0から1の間の値の割合で入力して指定します。

[最短経路の方向] : ツールエッジで対象サーフェスまでの最短距離方向に投影します。

 

分割後に分解

 

このオプションにチェックされていれば、シェールをフェイス単位で分離します。

フェイスで分割

 

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分割の対象となるサーフェス(シェル、フェイス)を選択し、分割のための分割フェイスを選択します。この時、分割フェイスは直接ツールサーフェスで選択して指定することも可能であり、3ポイントの座標を指定して定義できる無限平面を使用してサーフェスを分割することもできます。

 

 

隣接するフェイスの分割

 

複数のソリッドがフェイスを接して存在している状況ではこのソリッドの中でいくつかのソリッドのみ分割したい際に分割する対象ソリッドに隣接するソリッドがある場合に隣接するソリッドの対応するフェイスに分割します。このように隣接するソリッドの対応するフェイスに分割します。このように隣接するソリッドの対応するフェイスに分割することでソリッドを作成する際に、該当フェイスで節点を共有させることができます。

 

元のシェープの削除、ツールシェープの削除

 

チェックすると、分割される前の原本形状となる元のシェープとツールシェープを分割操作の実行後に削除します。

 

ジオメトリセット

 

作成されたソリッドを望むジオメトリセットに登録します。これにより、ユーザーは必要に応じてジオメトリセットの名称を指定することができます。

 

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ジオメトリデータファイルを読み込んで操作する場合、形状によって分割がうまくいかない場合があります。この際には、以下のような手法でサーフェスをカーブで分割する操作を行うことができます。

  • ツールカーブが分割する対象の形状を完全に横切っている場合にはインプリントを適用し、分割のような効果を得ることができます。

  • サーフェスを任意の値を使用して直線抽出してソリッドを作り、ツールカーブも抽出して臨時のサーフェスを作ります。作成したソリッドを作成したサーフェスでソリッド分割を行った後、希望するフェイスのみを下位形状抽出コマンドを使用して残し、臨時に作ったソリッドとサーフェスを削除します。