手動で削除

 

概要

  • 複雑なジオメトリをモデル化する過程で、分割、共有フェイスの作成などの作業を振り返すと細かい残余フェイスやラインが無作為に生成され節点への接近を妨げる場合があります。

ジオメトリ要素は節点を基準とする直線補間のメカニズムで生成されますが、この際、節点へのアクセスを妨げる無駄なエッジ、フェイス要素がエラーの原因になるため、予め取り片付ける必要があります。

手動削除は、このような邪魔になりうるエッジやフェイスを指定サイズの基準で探索し、手動で削除またはマージして作業をきれいに整える機能です。

  • 自動削除は作成されたフェイスとエッジの削除に限りますが、手動削除はソリッドの下位形状であるフェイスやエッジ全体に適用されます。

 

手法

 

 

無駄なフェイスやエッジを手動で選択し、該当するジオメトリで削除したり、作成する要素サイズを基準に小さいフェイスを直接入力して全体ソリッド形状で小さい面積の戸数と位置を自動的に把握することができます。

下の図のように微小面積の入力後、検索ボタンを選択すると入力された面積より小さいフェイスがハイライトで表示されます。

   

 

ソリッドの下位形状を削除しながら隣の形状を延ばして自動的に合わせる方式で、例えば、ソリッドの小さい穴を削除すると、自動的に穴が埋まれたソリッドが作成されます。

1つのソリッドの一部のフェイス(下位形状)のみが選択された場合、削除時、ソリッド形状を維持することができないので自動削除はされません。この場合、該当ソリッドをフェイスに分解して修正する過程を辿る必要があります。

 

  • ポイントの削除 : 短いラインを削除し節点を外側にマージさせることにより、節点のアクセスをを容易くする。

 

  • フェイスの削除 : 無駄なフェイスを節点基準に削除する。