回転押出し

 

概要

  • ジオメトリ(フェイス、エッジ、ポイント)を回転させてソリッドやフェイス、ラインを作ります。この際、フェイスを使用すればソリッドを作ることができ、ラインを使用すればフェイスを作ることができます。そしてポイントを使用すれば線を作ることができます。

  • 特殊なケースとして閉じられたワイヤーまたは閉じられたエッジを使用するとソリッドオプションを適用し、ソリッドを作ることができます。

 

手法

 

 

 

回転押出し操作に使用されるジオメトリ(フェイス、ライン、ポイント)を選択した後、回転押出しの回転軸と角度を入力します。

回転軸の場合、以下の2つの方式の中の1つで指定することができます。

 

[回転軸の選択] : 選択された断面を回転押出しする回転軸を指定します。この際、データム軸、データムプレイン、フェイスとエッジを選択することができます。

[位置]にチェックを入れ、直接回転軸の基準点の位置を指定することもできます。位置を入力する場合、回転軸が入力された値の位置に移動されます。

[2ポイントベクトル] : 始点と終点の座標を入力して回転押出しの基準軸で使用される方向ベクトルを指定します。直接操作画面をクリックして始点と終点を指定することもできます。

 

ソリッド化

 

閉じられたラインを使用してソリッドを作成する場合に使います。閉じられていないエッジまたはワイヤーを使用して操作を行う場合、エラーは出ないが間違った形状を作ることになるので注意が必要です。

 

ジオメトリセット

 

回転押出しを使用して作成した幾何形状を望むジオメトリセットに登録します。これにより、ユーザーは必要に応じてジオメトリセットの名称を指定することができます。

 

IMG_C_ICON_NOTE_01.png

回転体にソリッドメッシュや2Dメッシュを作成する場合、回転体の回転軸付近でメッシュが集まる形状が観察されますがこれは極点によって発生する現象です。

回転体でない一般的なモデル化過程の中で曲面に極点が生じ、メッシュの偏り現象が現れる場合もあります。

    極点によって引き起こされるこのような現象はジオメトリでは解決できず、メッシュ作成後の節点移動や節点マージなどの機能を使用し、修正することが望ましいです。