小さいひずみの状態でも非線形挙動が発生する地盤材料に適したモデルです。Jardine(1984)は拘束応力の範囲が小さい時に非線形挙動を見せる粘土のような材料の挙動を描写するために
非線形弾性モデルを提案してこのモデルは材料の発生応力が入力されたせん断強度以上になった場合に完全塑性挙動を見せ、主要非線形パラメータは以下のようになります。

Jardine モデルは粘土地盤に多く適用されます。粘土質の場合、ひずみが小さい状態でも非線形弾性挙動が発生するため、このことを考慮する為にJardineモデルを開発しました。以下の図のように
非排水三軸圧縮試験で測定された割線弾性係数と軸方向のひずみの間の関係式を基に非線形数式へ誘導します。非排水三軸圧縮試験は円筒型試料に軸方向へ荷重を増加させながら載荷し、
演習部分の応力は一定に維持されます。

ここで、 , は実験による最大、平均剛性であり、データの趨勢線の値に満足すれば良いです。そして , , は最大、中間、最小剛性の時の歪を表し、 と は最大ひずみと最小ひずみを表します。
そして塑性区間ではTrescaモデルを使用するので、土のせん断強度の値が必要です。
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