パラメータ解析

 

概要

  • 一つのモデルで特定要素のプロパティ(材料)を変更しつつ、解析を実行して結果を比較する際に有用な機能です。代表的な例でKoパラメータ解析があります。例えば、トンネルの掘削施工ステージ解析を実行するに、地層の静止土圧係数(Ko)を0.5、1、1.5のように段階別で変更しながら解析を実行してその結果を比較する際に、Ko値によってモデルを分離しないでプロパティのみ追加して解析を実行します。地盤材料以外にも構造プロパティ(断面特性)など多様な条件を変更しながら反復解析を実行し、全体結果を一度に比較検討することができます。

 

手法

まず、参照する解析ケースを選択します。選択された解析ケースについてしたの修正されたプロパティ条件を適用してパラメータ解析ケースを自動作成します。

プロパティを変更するメッシュセットを対象メッシュセットから選択した次に対象プロパティ(選択された要素の現在のプロパティ)と変換プロパティを順次的に選択します。以降、追加/修正ボタンを選択するとパラメータ解析ケースが作成されます。変換プロパティ設定のために予めパラメータによってプロパティを追加しておいた方が望ましいです。