梁要素の端部剛域設定

 

 

梁要素の両端部に全体座標系または要素座標系を基準として剛域端オフセット距離(Rigid End Offset Distance)を与えたり、

偏心(Joint Eccentricity)を適用します。梁要素の両端部に端部結合条件が設定されている場合も適用可能です。

Note
この機能は、トラス要素は使用した場合は剛域を適用することができないし、梁要素だけ適用可能です。剛域を適用してモデリング
するためにはトラス要素を梁要素で変更(モデル>要素>要素属性変更)した後で剛域を適用してください。ただし、トラスと等しい
挙動をするためには梁要素の回転自由度を解除しなければなりません。この場合にはモデル>境界条件>梁要素の端部結合条件
機能をを利用すれば良いです。

 

 

 

リボンメニュー : モデリング > 境界条件 > 端部結合/剛域 > 梁要素の端部剛域設定

リーメニュー : 2次設計タブ > 境界条件 > 梁要素の端部剛域設定

 

 

 

vmb11.jpg

 

Note1

①「モデル>境界条件>剛域の考慮

②「モデル>境界条件>端部結合>梁要素の端部剛域設定

③「計算情報>荷重&応力>剛域の考慮

①,②,③が同時に設定された場合の優先性は、②>①>③ となります。

①と②が設定されている場合、②で直接指定している梁要素を除く全ての梁要素に

対して①が有効となります。③も①と同様に全ての梁要素に対して有効ですが、①が

設定された場合は①の設定が優先されます。

 

ここで、

①,②は汎用解析「メニュー>解析>解析実行」、一括解析「メニュー>2次設計>

解析/設計>一括解析設計実行」のいずれの解析実行でも設定は有効となりますが、

③は一括解析実行の場合のみ有効となります。

また、①は日本の設計基準とは計算方法が異なりますので、③を使用してください。

 

梁要素の端部剛域設定の右側の pointpointpointpoint.gif をクリック  : 梁要素の端部剛域設定テーブル表示

 

c.jpg境界グループ名

入力した境界条件を含む境界グループを選択します。グループ指定が不必要な場合は

"デフォルト"を選択します。 境界グループを追加生成または修正するためには pointpointpointpoint.gif ボタンを

クリックして"境界グループの定義"ダイアログを呼び出します。

c.jpgオプション

追加/変更 : 梁要素に剛域端オフセット距離及び偏心を新規または変更入力

削除 : 任意の梁要素に既に入力されている剛域端オフセット距離及び偏心を削除

c.jpg梁要素の端部剛域設定

形式

グローバル : 全体座標系を基準に入力する場合に選択

要素 : 要素座標系 x軸方向で入力する場合に選択

 

タイプごとの端部剛域入力方法

■ 梁要素の端部剛域設定機能を用いて梁要素の両端に剛域長さを直接入力する方法

梁要素の端部剛域設定では次の方法で両端に剛域長さを直接入力することになります。

 

1. 両節点での剛域長さを全体座標系基準でX,Y,Z軸方向の成分距離を入力

接合部の偏心距離を入力する際に主に使われます。要素剛性を計算したり分布荷重、または、自重を計算する際に考慮される

距離は剛域長さを除いた距離が考慮されます。そして、部材力の出力位置、または、端部結合条件に対しても剛域長さを除いた

距離を基準で調整されます。(図(a),(b)参照)

 

2. 両節点からの剛域長さを要素座標系x軸方向の距離で入力

軸方向の偏心距離を入力する際に使います。この方法は、要素剛性計算、部材力出力位置と端部結合条件に対しては「剛域の

考慮」機能から剛域長さ補正係数を1に下場合と同じ効果を持っていますが、分布荷重に対しては調整された距離ではなくて両端

部の間の全体長さを使います。

vmb11-1.jpg

(a) 柱を偏心させて接合した場合   (b) 柱と梁が偏心させて接合した場合

梁要素間の中立軸のずれによる偏心距離の例