座屈解析制御

 

 

構造物の座屈解析を実行する時に必要な荷重ケースと関連データを入力します。

座屈解析の手順

 

 

 

リボンメニュー : 解析 > 解析制御 > 座屈解析制御

 

 

 

va11.jpg

 

 

c.jpg座屈モード

モード数:座屈モードの数を入力します。

荷重係数範囲

正数のみ:荷重作用方向に対する固有値結果のみ出力

Note1

一般的に座屈解析を行う場合は荷重作用方向と反対方向に対する座屈

モードを計算する。しかし、構造物の場合、使用者は荷重が作用する方向に

対する座屈形状係数及び係数を計算することが主な目的ですので作用する

方向に対する結果のみ出力する。

探索:求めようとする座屈荷重係数の範囲

始点:求めようとする座屈荷重係数の基準値

終点:求めようとする座屈荷重係数の限界値

Note2

基準値と限界値が一致する場合はその値に近い座屈荷重係数から

計算します。基準値と限界値が違う場合は基準値に近い座屈荷重

係数から計算します。

ただし、基準値と限界値の間に存在する値のみ計算します。

座屈荷重係数の抜け落ち判断

座屈荷重係数の抜け落ちを判断します。抜け落ちされた場合はメッセージ出力を

通じて確認できますが、追加計算はしません。

c.jpgフレームの幾何剛性オプション

骨組部材の幾何剛性行列の構成に対する条件です。

軸力のみ考慮 : 軸力のみ考慮し、幾何剛性行列を構成します。

c.jpg座屈荷重組合わせ

座屈解析用の荷重ケースを入力します。

複数の荷重ケースと増減係数を入力することができます。

荷重タイプ:変動する荷重と変動しない荷重に区別して指定します。

変動 :変動を考慮する荷重

一定 :変動を考慮しない荷重(常時荷重)

Note3
“一定”は構造物の自重のみ含みます。しかし、一般的に構造物をモデリングする時、
特に、床スラブの場合には自重と固定荷重を1つの荷重として入力するため固定荷重
を“一定”として入力しても構いません。

 

  • 荷重ケースを新規に入力または追加する場合

荷重ケースと増減係数を入力して add_4.gif をクリックします。

 

  • 既に入力した荷重ケースの増減係数を修正する場合

荷重ケースを選択して増減係数を修正した後 modify_4.gif をクリックします。

  • 既に入力した荷重ケースを削除する場合

ダイアログ下部の荷重ケースのリストから、荷重ケースを選択して

 delete_4.gif をクリックします。

 

座屈解析はP-デルタ解析固有値解析と同時に使用することができません。

座屈解析が可能な要素は、トラス要素、梁要素(テーパー断面梁要素を含む)

及び板要素に制限されます。

 

入力したデータをすべて削除する場合には

 remove_buckling_analysis_data.gif をクリックします。