P-デルタ解析制御

 

 

構造物のP-デルタ解析を実行する場合に必要な荷重ケースの入力と繰り返し解析の制御データを入力します。

一般の静的解析と動的解析にP-デルタ効果を考慮する場合は、解析の実行前に解析 > P-デルタ解析制御を用いて、

幾何剛性マトリックスの構成に考慮する荷重条件を指定し、さらに収束に必要な繰り返し実行回数や収束判定値などを

追加で入力する必要があります。

プログラムでは、トラス要素、梁要素または壁要素で構成された構造物に対してのみ、P-デルタ効果を考慮した解析を実行できます。

 

 

 

リボンメニュー : 解析 > 解析制御 > P-デルタ解析制御

 

 

 

va2.jpg

c.jpg制御データ

繰り返し回数

P-デルタ解析の繰り返し回数を入力します。

収束判定値

収束判定値を入力します。

c.jpgP-デルタ荷重組合わせ

P-デルタ解析用の幾何剛性マトリックスを構成するために適用する荷重を選択した後、

様々な荷重ケースとその増減係数を入力します。

一般的に構造物に作用する常時荷重(自重、固定荷重など)を選択します。

  • 荷重ケースを新規に入力または追加する場合

荷重ケースと増減係数を入力して add_4.gif をクリックします。

  • 既に入力した荷重ケースの増減係数を修正する場合

荷重ケースを選択して増減係数を修正した後 modify_4.gif をクリックします。

  • 既に入力した荷重ケースを削除する場合

ダイアログ下部の荷重ケースのリストから、荷重ケースを選択して delete_4.gif をクリックします。

P-デルタ解析は、座屈解析(Buckling Analysis)と同時に使用することはできません。

また、P-デルタ解析が可能な要素はトラス要素、梁要素(テーパー断面梁要素を含む)

及び壁要素に制限されます。

入力したデータをすべて削除する場合には remove_pdelta_analysis_data.gif

クリックします。