応答スペクトル関数

 

 

応答スペクトル解析用のデータを入力します。

応答スペクトル解析は固有値解析を通して計算された固有周期を用いて各モードの応答を計算します。そのため固有値解析から得られたモード別固有周期の範囲を含むように応答スペクトル関数を定義する必要があります。

 

 

 

リボンメニュー : 荷重 > 解析データ > 応答スペクトル > 応答スペクトル定義

ツリーメニュー : メニュー タブ > 応答スペクトル解析 > 応答スペクトル定義

 

 

 

応答スペクトル関数のダイアログボックス

  • : スペクトルデータを新規で入力または追加する場合

  • : 既に入力されたスペクトルデータを修正する場合

  • : 既に入力されたスペクトルデータを削除する場合

 

プログラムでは、ユーザーの便宜を考慮し、次のように4つの入力方法を提供しています。

    1. 頻繁に使用する応答スペクトルデータをファイルに保存し、必要時に読み込む方法

    1. データベースに内蔵されている応答スペクトルデータを呼び出す方法

    1. 地震データの自動生成を利用して入力する方法

    1. ユーザーが直接入力する方法

 

応答スペクトル関数の追加/修正/表示ダイアログボックス

関数名

スペクトルデータの関数名を入力します。この名前は、応答スペクトルの荷重ケースの入力機能である"応答スペクトル荷重ケース"で使用します。

ファイル読み込み

よく使用するスペクトルデータをファイルで保存した後で読み込む方法

使用方法

応答スペクトルの設計

各種規準によるスペクトル関数を生成して入力する場合に使用し、スペクトル関数リストから規準を選択し、パラメータを入力します。

内蔵されている設計用スペクトルは次の通りです。

Japan(Arch. 2000) : 建築物の構造関係技術基準解説書

IBC 2012 : アメリカ、International Building Code 2012

IBC 2009 : アメリカ、International Building Code 2009

IBC 2000 : アメリカ、International Building Code 2000

UBC (1997) : アメリカ、UBC 97 規準

NBC(1995) : カナダ、 National Building Code of Canada

Eurocode-8 (2004)  : ヨーロッパ、構造物の耐震設計規準

Note:
利用可能な国別付属書:(推奨) シンガポール

Eurocode-8 (1996) Design : ヨーロッパ、構造物の耐震設計規準

Eurocode-8 (1996) Elastic : ヨーロッパ、構造物の耐震設計規準

China Shanghai (DGJ08GB50011-2001) : 中国、建築物耐震設計規準

China(GB50111-2010) : 中国、鉄道工程抗震設計規定(Code for Seismic Design of Railway Engineering)

China (GB50011-2001) : 中国、建築物耐震設計規準

China (JTJ004-89) :中国、道路公社耐震設計規準

Note:
特定周期(Tg)と水平地震係数(kh)はユーザーが修正することができます。

Korean (Arch. 2000) : 韓国、建築物荷重基準及び解説

Korean (Arch. 1992) : 韓国、建築物荷重基準及び解説

Korean (Bridge) : 韓国、道路橋示方書

IS1893 (2016) : Indian Standards

IS1893 (2002) : Indian Standards

Taiwan (2022) : Taiwan Seismic Code

Taiwan (2006) : Taiwan Seismic Code

Taiwan (1999) Horizontal : Taiwan Seismic Code

Taiwan (1999) Vertical : Taiwan Seismic Code

TaiwanBrg (89) Horizontal : Taiwan Seismic Code

TaiwanBrg (89) Vertical : Taiwan Seismic Code

NSR-10 : Colombian Earthquake Resistance Building Code Ultimate Strength Design (available upon request)

P100-1 (2013) : Rumanian Seismic Code

 

 

 

応答スペクトルの設定ダイアログ

 

Note
DBに提供する応答スペクトルの設計のベースシア係数(Co)と最長周期は自分で入力することができます。

スペクトルデータタイプ

入力するスペクトルデータのタイプを指定します。

無次元加速度. : 加速度スペクトルを重力加速度で除算した無次元加速度スペクトル

加速度 : 加速度スペクトル

速度 : 速度スペクトル

変位 : 変位スペクトル

スケーリング

スケール係数 : 応答スペクトルデータの全体に掛ける増減係数を入力します。

最大値 : ユーザーが入力した最大加速度によって応答加速度をスケールアップまたはダウンさせます。例えば、入力された加速度の最大値が10gで、最大値を2gとして入力すると、スペクトルの最大値は2gにスケールダウンされます。

重力加速度

重力加速度を入力します。

減衰定数

応答スペクトルに適用された減衰比を入力します。応答スペクトル作成に適用された減衰比と解析を実行する構造物の減衰比が異なる場合、入力したスペクトルデータは構造物減衰比に合わせて適用されます。(初期値=0.05)

グラフオプション

グラフを軸方向別に対数尺図(log Scale)で表現するか可否を指定します。

解説

応答スペクトルデータを説明する簡単な説明文を入力します。 設計スペクトルを生成した場合は基本値でスペクトルデータの生成時に適用された地盤係数、地域係数、重要度係数、反応修正係数などを表現します。