荷重グループ名
入力した荷重データを含む荷重グループを選択します。グループ指定が不必要な場合
は"デフォルト"を選択します。
荷重グループを追加生成または修正するためには
を
クリックして"荷重グループの定義"ダイアログを呼び出します。
床荷重は施工段階解析を行うとき、ある施工ステージで一度載荷されると、以後の
ステージでは荷重をとり除くことができないので、一時的に載荷する荷重と同じ荷重
グループ名にしないようにご注意ください。
荷重タイプ : 床荷重の定義
によって定義された床荷重の名前を選択します。
床荷重を新規に定義及び追加、または修正及び削除が必要な場合には右側の
をクリックします。
分布形式
載荷領域内の内部要素を含まない
: 荷重領域内の要素に荷重を載荷しない場合
に用いられ、この機能はx-brace
などの要素を荷重載荷要素に考慮しない時に
用いると便利です。
ポリゴンタイプの分割小区間を許容
: 内角が180度以上である凹面多角形に
床荷重を載荷する場合に用いられます。分布形式を2方向に選択してポリゴン
タイプの分割小区間を許容をチェックすると凹面多角形である場合にも床荷重を
載荷することができます。
Note1
ディアスプレイの荷重 >床荷重名を指定する場合、分割された領域線が
表れます。
Note2
ディスプレイオプションの表示色 >荷重 >床荷重面積で分割された領域に
対する色の指定ができます。

荷重載荷角度(A1)
: 荷重を流す角度を指定します。
1方向スラブの場合にのみ有効であり、荷重の載荷領域を指定する時の1番目の
節点から2番目の節点に向かう軸と荷重を流す方向とが成す角度を意味します。
角度の符号体系は右手の法則に従い、載荷領域を指定する時に使用した各節点の
指定順序によって決まる回転方向が正(+)の方向になります。(図2、3を参照)
小梁の数
: 荷重載荷領域に配置される小梁部材の数(Note及び図4、5参照)
小梁の角度(A2) : 小梁部材の配置角度(図4、5参照)
小梁の自重 : 小梁部材の単位長さ当たり自重(荷重/長さ)
Note
小梁の自重は荷重の方向と関係なく無条件 GZに作用されます。
この時、小梁自重方向が荷重の方向と一致する場合は2つが合わ
せて荷重に生成されており、異なる場合にはそれぞれ荷重に生成されます。
床荷重の作用方向と投影載荷の可否を指定します。
床板の座標系は、載荷領域を指定する時の1番目の節点から2番目の節点に
向かう方向がx軸となります。次に各節点の指定順序から定まる回転方向に対して、
右手の法則を適用することで床板のz軸が決まります。1番目の節点を通り、x軸と
z軸に垂直となる軸がy軸となります。(図3を参照)
ローカル
x : 床板座標系(図3を参照)のx軸方向に載荷します。
ローカル
y : 床板座標系(図3を参照)のy軸方向に載荷します。
ローカル
z : 床板座標系(図3を参照)のz軸方向に載荷します。
グローバル
X : 全体座標系のX軸方向に載荷します。
グローバル
Y : 全体座標系のY軸方向に載荷します。
グローバル
Z : 全体座標系のZ軸方向に載荷します。
床荷重分布の概念図
投影
全体座標系を基準(荷重方向が'グローバル
X,YまたはZ'である場合)にして床荷重を
載荷する時に、荷重の作用方向に対する垂直投影面の領域に載荷するか、または
荷重載荷領域の全実面積に載荷するかの可否を指定します。
Yes
: 床荷重を、荷重の作用方向の垂直投影面の領域に対して載荷します。
No
: 床荷重を全実面積に対して載荷します。
例えば、積雪荷重のように投影面積に対して載荷される荷重には'Yes'を選択し、
屋根の積載荷重の場合には'No'を選択します。
載荷領域を指定する節点 :
載荷領域の各頂点に位置する節点の節点番号を、任意の
回転方向で順次的に指定します。載荷領域を指定する時は、節点番号を直接入力する
か、または入力ボックスをクリックした後、モデル画面で節点スナップを利用してマウスで
指定する方法があります。各節点の指定順序によって、床板座標系と荷重の作用方向
及び符号が決まります。(図3参照)
各節点の入力順序では、<図6>のように順次的に入力します。またN9とN11節点の
ように、載荷領域の直線上にある節点は別に指定する必要はありません。
境界線は、凹面、凸面の形状でも指定可能です。ただし各節点は同一平面上に存在
している必要があります。
また載荷領域内のすべての梁要素(または壁要素)は、三角形または長方形で構成
される最小単位閉領域(小領域)に分割できるように配置されている必要があります。
梁要素(または壁要素)が同一線上に二重で入力されていたり、交差点でお互いに
分割されていないような場合には、エラー処理されます。
モデル画面でマウスを使用する場合には、各節点を順に指定した後、最初に指定した
節点を最後に指定することで入力が完了します。

<図6> 床荷重の載荷領域を指定する各節点の入力例
入力された床荷重を、一定距離にある同一形状(大きさ)の床板に対して繰り返し
複製する時に使用します。
軸
: 複製方向を指定します。
x
: ユーザー座標系のx軸方向
y
: ユーザー座標系のy軸方向
z
: ユーザー座標系のz軸方向
距離
: 複製距離
複数の床板に対して同時に複製する場合には、複製距離をその個数分の相対距離
で繰り返し入力します。
床荷重を載荷領域に入力した後に、その領域に梁または壁要素を追加で入力すると、
追加した要素を考慮して荷重を自動で再配置します。追加した要素に対して、床荷重が
載荷されないようにするには、この機能を利用して床荷重を梁荷重に置き換えておくことが
できます。
Note
適用する荷重を変更する場合には、床荷重の値さえ修正すれば、修正された荷重が
モデルに適用されます。しかし、"梁要素荷重に置換"を選択して床荷重を入力した
場合には、床荷重を修正しても置換した梁要素荷重は変更されないため、直接該当
する梁要素荷重を変更する必要があります。
Note
床荷重の適用時の注意事項
・床荷重は、梁要素や壁要素の上端に区画された三角形または長方形領域に載荷
されます。仮想の小梁を使用した場合、小梁によって区画された区間も三角形また
は長方形でなければなりません。
・梁要素が重複して入力されている場合、床荷重を載荷することはできません。
する必要があります。
・多角形と成す要素の内角が180度を過ぎた場合床荷重タイプの分布は
ポリゴンー長さのみ可能です。 |