地震波応答スペクトル

 

概要

  • データベースに内蔵されている地震波記録やユーザーが直接作成した地震波データから地震応答スペクトルを計算してグラフに表示します。減衰定数(ダンピング比)を入力します。複数の減衰定数に対するグラフを同時に出力するには[追加]ボタンをクリックして追加します。出力間隔にグラフを出力する周期の範囲と間隔を入力します。

  • スペクトルタイプでスペクトルのタイプを選択します。X-軸の対数表示、Y-軸の対数表示の項目をチェックするとスペクトルのX軸、Y軸が対数スケールとなります。

 

手法

 

 

FFAではユーザーの便宜を考慮して次のような3つの時間依存荷重入力手法を提供しています。地震荷重に対する入力は時刻暦加速度を重力加速度で割った値のみを支援します。

 

·           よく使用される時間依存荷重をファイルに保存した次に読み込む手法

·           データベースに内蔵された時間依存荷重データを呼び出す手法

·           ユーザーが直接入力する手法

1.        よく使用される時間依存荷重をファイルに保存した次に読み込む手法

 

[読み込み]

時間依存荷重を既に作られたデータから呼んで入力する場合に使用され、データは拡張子を‘.sgs'や‘.thd'とするファイルで次のような形式で作成します。

  

*SGSw

このファイルがGTS NXの地震データ自動抽出モジュールの"Seismic Data Generator"のデータ形式であることを

示す宣言文

*TITLE, Elcentro 1940, N-S Component

-

*X-AXIS, Second

-

*Y-AXIS, Normalized Acceleration

-

*UNIT&TYPE, GRAV, ACCEL

-

*FLAGS, 0, 0

-

*DATA

-

1.00000E-010, 3.50102E-001

-

5.00000E-002, 3.82861E-001

-

1.00000E-001, 5.08226E-001

-

1.50000E-001, 5.17459E-001

-

:

-

<表. ‘fn.sgs’ ファイルの形式>

 

選択事項

** 注釈 – どこにも入力可能

-

*UNIT、M 、N – 長さ : MM、CM、M、INCH、FEET、GRAV 可能

 

*荷重 : KG、TON、KN、LBF、KIP

-

*TYPE、ACCEL - ACCEL、FORCE、MOMENT 可能

必須事項

*Data

-

X1 、Y1 (X : Time、Y : Time Function)

-

X2 、Y2

-

X3 、Y3

-

:

<表. 'fn.thd' ファイルの形式 – ユーザーが入力>

 

2. FEA NXのデータベースに内蔵された時間依存荷重を呼び出す手法

[地震波]

各種地震データをデータベースから読み込んで時間依存荷重を作成する機能です。データベースには合計32種の地震加速度が内蔵されています。

 

 

3.  地盤加速度の追加/修正/表示ダイアログの入力欄に直接入力する手法

 

ダイアログ左側の入力欄に時間と該当時間での時間依存荷重値をユーザーが直接入力して時間依存荷重を構成することができます。

IMG_C_ICON_DOT.gif1D等価線形解析

IMG_C_ICON_DOT.gifモデル(地盤物性)

IMG_C_ICON_DOT.gifモデル(ひずみ依存特性関数)

IMG_C_ICON_DOT.gifモデル(地盤加速度関数)

IMG_C_ICON_DOT.gif解析

IMG_C_ICON_DOT.gif結果